kowさんは天ざる大好き

創作に絶望すると、世界が反転した日記

【去人たちRebootCamp#001】 合宿日誌――2日目

 二日目。エアコンでぬくまった部屋で起きる。毛布一枚だったのでちょっと寒い。トイレに行こうとドアから外に出る。冷たい。冷たいが思ったほどでもない。昨日なんだかんだで、ビールとホットウィスキーを飲んで少し酒が残っていて身体がほてっている気がする。
 湯を沸かし、前日に仕入れていた朝飯のカップラとパンを食べる。フリースをきてもこもこしながらアウターを着込むと寒さを感じない。
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 食べながら今日の予定を考える。指先が冷たい。不思議なのはこの状況でカップラを食べているのに周囲の景色はぼんやりしている。眠気や疲労はない。ありふれた空間でありふれたことをしているような感覚が残っている。なんで、自分で興ざめしているのかなと思いながら朝食を食べ終わる。
 キャンプ場の売店で洗濯用の洗剤二つと薪を二つ買う。疲労から回復しコミュニケーション魔法の MP は全快していた。いくつかの魔法を繰り出してなごやかに会話する。自転車の話を少し、施設の話を少し。宿泊施設はバンガローを申し込んだけど、超絶グレードアップしてオートロッジになっている。

昨日のぼく「え!! 同じ値段でオートロッジでを!!」

 まあ、当然の反応ですよね。2500円の格安プランでとまってるのにいいんだろうか。自転車の人は温泉から遠いと湯冷めしてしまうこということで、バンガローではなくて近場のオートロッジにしてくれているそう。冬季だから空いているてるからできるんだろう。あと、ほかに1,2組オートロッジを利用する方がおられたので「共同施設」の掃除なども含めて効率がよいというのもあったんだと思う。バンガローは誰も宿泊していないので、炊事場、トイレを使用可にするだけでもかなり手間でしょうし。

 薪を持って帰り割る。ナイフで薪を割る。バトニング。

モーラ・ナイフ Mora knife Companion MG (ステンレス)

モーラ・ナイフ Mora knife Companion MG (ステンレス)

 薪は焚き付けがあればなんとかなる程度にすでに割ってある。細めの薪を数本確保しておけば問題なさそう。でもバトニング楽しくて割りすぎる問題が発生。投入量で火力調節しやすいのでまあよしとするか。
 モーラ・ナイフでのバトニングは初めての楽ちん。薪に節があると。そこの部分がやっかいですが、そこを回避するように刃をいれると割りやすいです。杉の木の薪だったのでそれ以外だと々なのかは試してないです。フェザースティックは練習してみましたがあれは練習が必要。どうせ、バーナーとマツボックリで点火する予定なのでいらないんですけどね。

 さて、焚き火の準備もすんだし散歩にでかけよう。

 ダム。キャンプ場はダムの壁の横にあって威圧感があります。
 キャンプ場内からみるとこんなんですが
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 これを上からみるとこんなん。

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 さらにダムから身を乗り出して下をのぞくとこんなん。手汗ががとまらない。あ、あい きゃん、 ふ、ふ……ふら…………

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 そんな感じで巨大建造物に少しだけテンションあがり少しだけ生気を取り戻す。しかし破壊されたら生き残る確率皆無なところにいるんだな。いや、まあ、いいんだけどさ。
 ダム散歩から続けて、遊歩道を散歩。冬季なので誰もとおらないんだろう。ちょいちょい倒木が行く手を阻む。

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 景色は美しいと思うし、風の音、鳥の声もすべて良い。そして自分はたった一人でここで崖から落ちたら当分気づかれないだろう。状況はすべて楽しいのに、なんでこんなにぼんやりしてるのかな。色が戻ってこない。

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 散歩から帰ると13時すぎ。少しだけ、去人たちの振り返りをやる。(申し訳程度の去人たち Reboot Camp 要素なんなんだよ……)
 15時になり晩飯のBBQの買い出し。ネギは幸せな生活感のシンボルだと感じるよ、つくづく。

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 ふやけるほど温泉につかり、焚き火とBBQを開始する。日は傾き初めて、日没はすぐそこ。一気に寒さが増してくる。
 寒冷地用のガスじゃないので 火力が弱い……BBQ が弱火すぎる。グリル用かまどだし、焚き火で焼くか。クッカーが真っ黒になるんだろうな……
 完全に日が没すると、寒さはピーク。いや、ピークは朝方なんだろうけど、フリースだけじゃ限界かも。焚き火にしがみつく。これ、のんびり焚き火でつくろぐとかいう状況じゃねえ。薪をがんがん投入せねば。
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 薪二束が2時間足らずで灰に……

 室内に退却して、改めてホットウィスキーを飲む。ふう、ふぅ。
 明日の天気予報では氷点下7度。あるある、たまに寒い日、あるよね~。

 ホットウィスキーを飲みながら去人たちの作業。(申し訳程度の去人たち Reboot Camp 要素なんなんだよ……)
 悪いと思ってることがたくさんでてきて、気が滅入る。分かっていたけどさ。なんだよ、このキャンプの目的は認知療法的解決なのかよ。一人でブツブツ言いながら作業をしているとウィスキーが進みすぎてまどろんでくる。
 静か……。いや、静か……じゃない。サルがまわりできぃきぃいいながら縄張り抗争でもしているのだろうか。

 その日の夜、みんなで飲みに行って一人だけ置いてけぼりにされる夢をみる。起きた後にはっとなって、ちょっとだけうれしかった。

【去人たちRebootCamp#001】 合宿日誌――1日目

 前置きが長くなりました1日目がはじまります。移動日ですがリザルトは下記の画像をご覧ください。いろいろありますが、ごちゃごちゃ言わず、日誌を書いてきましょうね。

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 満充電の電池類、モバイル類、選択された冬季用ウェアをリュックに詰める。今回はロッジ宿泊なので自転車用リュック(18リットル)にしようとしたが、どうにも収まらない。収納力! ランタンを捨て、デジイチを捨てる。水筒も捨てる。ウェアがかさばりすぎる。いくら寒いといっても自転車に乗っているときは、ある程度のウェアになる。着込んで汗だくになるとアウトまで水没して暖をとる方法が一切なくなりひどい目にあう。(実際ひどい目にあっている……)冬でも速乾性の素材とウィンドブレーカーぐらいでうまく調整しながら汗冷えを防ぐ。だから、現地に着いた後の運動量の少ない状態で着るウェアはバッグに詰めることになる。このフリースふかふかできもちいなり……もちろん、自転車に乗っているときに着ることはできないのでバッグにいれないといけないがかさばるったらない。結局、ソロキャンプ用のザックを引っ張り出して詰め込む。その重量、11キロ。

 お、おい冗談だろ……テントもシュラフもソロキャンプ用お肉焼き焼きうまうま石焼きBBQセットもないのに。電池類、バッテリー類、ノートPCが重量とってんだろう。まあ、ヒルクライムも獲得標高ベースでも400メートルぐらいだろうし、いけんだろう、と。
(最大標高300メートルでアップダウンもそんなになさそうだと思っていたが、実際は獲得標高2000メートルになるとはこのときは夢にも思っていない)

 さて電車にのる。平日の通勤ラッシュのなかで弁当を買う。駅弁! 電車と旅において外すことはできない、というのはもちろんだけど今回は時間的にもどうしても社内でお昼を済ませておく必要があった。これは計画段階でも気にしていたのだが、荷物を持った状態でのヒルクライムの時間が読めていなかったのだ。寒さ対策のためにウェアの調整、走り方の調整のために何度か近場でヒルクライムの練習をしたがそこで調整が終わって荷物をもってのヒルクライム練習ができていなかった。ましてや、重量は11キロ。自転車1台背負って走っている状態である。17時の最終チェックインは、トラブルのリスクも含めて余裕だと思っていたが読めなくなった。

 電車で朝飯のサンドイッチを食べ、昼頃に「うに盛弁当」を食べる。加工済みのうにだ。味付けは濃くご飯に合う。うにの風味もほんのりあり、辛すぎることもなく、加工特有の臭みもない。満足、満足。可能であればビールを飲みたいところだ。外を見ると青い空が澄み渡っている。日差しの下では暖かそうなのに。だが、だまされてはいけない。寒波がきているのだ。

 そうしているうちに、駅に到着する。


 気温はもちろん一桁。日差しがあるのが救いだった。日差しを受けた背中はほのかに暖かみを感じる。駅前で自転車を組み立て、防寒装備に身を包む。山賊スタイル。肌が露出している箇所はなく、目だけが外世界と直接接している。

 準備をしていると一緒に電車に降りてきた人が話しかけてきたので、少し談笑する。「山にこもって勉強みたいなことをしたいんです」というとすこし戸惑った感じだ。まあ、そりゃそうだ。勉強するなら環境が整った快適な場所でやればいいのだ。

 もう一人、デジイチを持った観光客と思われる人と会話する。今日はどちらから? どこにいくんですか? 紋切り型のやりとりをして別れる。さて本番だ。



 海沿いの道は多少のアップダウンはあるが快走路が続く。路肩に石つぶてが多めだったが大型車、ダンプがひっきりなしであるが通行する車両の特性によるものだろう。狭路肩では大型車のプレッシャーで心臓バクバクです。出発時は気になっていたザックの重さも許容できそうだった。登りがもたつくがベダルがとまるほどではない。

 快調だった。これならヒルクライムの不安要素を抱えているが計画を前倒しにして貯金を作っている。多少安堵したとき。

 ……ん? ……あ?

 快走路を走っているときに黄色い看板を目にしてやり過ごしたあとUターンして内容を確認した。

「この先のトンネル、歩行者、自転車通行できません」
 
 そう、鬼ヶ城トンネルは軽車両通行禁止!! (ばばーん)


 お、おい……マジかよ。地図をみる。うーむ、迂回するためには山を一つ越える必要がある。ううむ、無理矢理にでも突破しても……そりゃ、まずいか。なんにせよ、違法だし。はあ、はあ、ぜえ、ぜえ。
 国道ではなくて県道で目的に到達するコースになる。標高も未知数。最悪のケースは山中での日暮れヒルクライムをしなきゃならない状況だ。余力、気温、時間、……頭の中で楽観論が優勢だった。ただ、無理はしたくない。ローカル線で輪行するか。「いや、なんとかなる」となんの根拠もなく確信する。山を挟んで併走する国道の最大標高が330メートルなら、県道もそこまで高くないだろう。ましてや貯金もあるのだから。この判断が地獄のはじまりである。
(このときは予想外のできごとに焦っていた。迂回路を見たときに貯金はなくなるだろうと思うとなおさら焦っていた。本当はきちんと迂回路があったのに、時間からくる焦りで間違った判断を早々に下してしまったのだった)

 綺麗な県道の幅員は徐々に狭まり斜度がきつくなる。走行ログをみてみると、平均斜度で7%程度か。荷物を背負った状態では苦行である。時速7キロでゆるゆる上りながら心拍は限界である。アウターを脱ぎさりペダルを回す。ペダルを止まらないようにするだけ精一杯。脳内は現実をキャンセルしはじめて、脳内一人弱虫ペダルをはじめる。坂を登っていると楽しいんだあああああああああああああああああああ。

 山頂ゲットだぜー。444メートル。寒い……

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 山頂を取ると次は険道ダウンヒルである。快走路であれば登った分の支払いを利子付きで返却してもらうところだ。だけど荷物を背負って重心が高くなっている上に、ひどいギャップと隘路と急カーブである。不良債権が焦げ付いてる。でも、できるだけ回収するんだ。命知らずのダウンヒルをやるんだよおおお。でも険道はいう。それ以上はいけない。そうだ、あたしは確かにその声を聞いたんだ。こんなくだらない事で死ねない。そろーりそろーりと下りきる。

 残り20キロ時点で足、腰、肩の余力はほとんどなし。荷物は腰に疲労を蓄積させ違和感の塊を作って、今となっては痛みに変わりつつある。ミニベロのフレームレイアウトと重い荷物は最低の組み合わせだ。快走路を150キロとは全然次元が違う。日が傾きはじめて、気持ちは焦る一方。となれば、あとは気力である。正直、ここで気力はまだ早いんだけどな。ペダルを回していれば、いつかたどり着く。でもこの焦りと気力こそが敵だった。この焦りはペダルのトルク制御を誤らせる。全開で回しちゃうとちょっとした休憩では体力のリカバリが効かなくなる。風が汗を引かせると同時にじわじわ体力を奪っていく。あ、この記述、もう少し先に死んじゃうやつだ。これって死の予感を漂わせてるんだよね。じゃなきゃ、わざわざそんな大げさなこと書かないじゃん。ついに死ぬのか。感慨深いな。

 16時30分。ライブカメラで遊ぶ。死んでたら、ライブカメラに写るわけがない。写っているのだから死んでいない。

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 16時45分、チェックイン。17時定時なんだろう、おばちゃんが慌ただしくいろいろと説明してくれる。口数少なく、無愛想にぼそぼそいっているのは死に損ないだ。おばちゃんは淡々と事務的だがどこか話しづらそうだ。すまんな……。たき火も初日はせずに二日目に。



 ロッジですぐにバーナーで湯を沸かし熱湯をフウフウして飲む。着替える。パラシュートコードを洗濯ロープにしてアウターを乾かす。まだ体の芯から冷えている。

 温泉に入る。運動のとき水分が足りていなかったこともあり、しっかりみずを飲む。でも長湯でこれ以上体に負担をかけると、ビールすら飲めなくなる! ビールだよ!!

 風呂上がり。そっと、ビールを注文。うめええええええええええええええええええええええええええ。この一杯のために、山を登ってきたんだよ!
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1日目に学んだこと。

  • ピンチの時こそ冷静になる必要がある
  • 時間に追い詰められているときに正しい判断を下すのは難しくなる

これプロジェクトにもよく言えることだよね。時間ばかり気にして周りが見えなくなっちゃう。
こうやって振り返ってみると自分があたふたしてるのみて、勉強になる。頼りないけど、しょうがない、人間だもの。

【去人たちRebootCamp#001】 合宿日誌――準備編

 起床、05時15分。ばたばたと最後の荷造りをする。前日までにパッキングが終わっているのが理想だったのだけれど、どうしてもできなかった。それまでにも長い話がある。


 そもそも、Reboot Camp をやるときめてから、どれほどこの準備に時間をかけただろうか。候補地選定、やりたいこと、持って行くもの、現地で購入するもの、レンタルするもの、高低差の少ない経路、天気予報、電車の時間、自分の体力の見込み。

 周りの人がみると気の毒に思うんじゃないか。数日のキャンプのために10時間は時間を使っている。何度も何度も同じページをみて、状況を整理していく。

 「あれ? あれってレンタルしてたっけ? 自分でもっていかないといけない?」

ってな感じでまたホームページから調べ始める。もしかしたら昔ながらの手打ちの HTML を彷彿とさせるサイトだからメニューやナビゲーションを期待できるわけもない。レンタル品目一覧を探すためにリンクの迷路をなんども突破しなければならなかった。満足してそのページをとじると、「あれ? そういえば、あれは?」 なんてなる。三度目にしてやっと気づく、ブックマークしておけばいいんだって。なんで一度目でブックマークしないかって? みなさんは、自分のブックマークどうなっているの? あれやこれ、それやこれ、哲学や雑談やムラムラしそうなブックマークがあるんだとは思うけれど、それって何回クリックした? もちろん、あのムラムラするページは手垢がつくほどクリックされているけど、ブックマークしたことすら思い出すのが大変ものがあるんじゃないかな。そのときはどうしても再訪したかったもの。あたしもそんなブックマークだらけになって消しまくった。いや、これは便利情報で普遍的な情報でまたいつかみるかも……とおもったやつも消した。ブックマークなんていういつかは消えてしまうものに頼るぐらいなら、きちんと個人的にまとめておくべきだ。たとえば、小説のネタ一覧とかにして。でなければ、そんなものは使わないのだ。いや、いつかは――大丈夫、心配しなくていい。使わない。まとめを自分で書くのがめんどくさい程度のもの、一ヶ月の自分には退屈な話だ。

 でも今回の件で学んだことはブックマークは気軽にして消す。そしてブックマークのタイトルに自分の興味のある内容をつけるということだ。何も考えずにサイトすべてで同じタイトルを設定しているページがやっぱりあって、それをブックマークしても何のページかもわからない。ブックマークしたことに満足して、いつでももどってこれるぞ、と思っても裏切られる。明日や、あさってには謎の HTML タイトルで埋め尽くされたブックマークだらけになるのだから。

 準備とは関係ない話から話をもどして、今回の装備品をまとめておく。
※"Function is Beauty" のコンセプトが好きでモンベル愛用してますが、やっぱりなんだかんだモンベルは値段相応に強いです。閑散期のキャンプ地では一人で戦うことになるので「強さ」は心強いです。

去人たち Reboot Camp #001 装備品

自転車移動用

アンダーウェア
厳冬期の冬は汗をかかないことを経験的に学んでたどり着いたちょうどいい厚さのアンダーウェア。
webshop.montbell.jp

ミドル
運動量が増えて汗だくモードの場合は、アウターを脱ぎ去さる。さすがにアンダーウェアだけだと風が冷たすぎるので「いい感じに風防」になるウェアでかつ速乾で熱がこもらないやつ。本格的な冬に使ったのは始めてだけどちょうどいい感じ。オールシーズンつかえる優秀なやつ認定。
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アウター
風防効果もそこそこあって、ジッパーで温度調節もしやすい。ここに汗が浸水するともはや体を冷やす効果しかないので、汗をかき始めたとおもったらジッパーを開放して、さらに汗をかいたらすぐに脱ぐこと。自転車のっているときは、寒いぐらいがちょうどいい。
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ソフトシェル
ダウンヒル時に強固な風防を身につけるために必須のアイテム。驚異の軽さと可搬性でオールシーズン使えるすごいやつです。高いけど。汗のコントロールに失敗して浸水したときに装備して寒さをしのげます。乾燥するまでじっと我慢してください。
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タイツ
昔から膝が弱いので使っていますが、ホールド感が一番強いのでこれに落ち着いています。防寒性ありますが自転車を乗るならもう一枚は必須。

パンツ
ライニングパンツはかなり暖かいです。サイクルパンツはいろんなものを試した(だいぶ前の話なので現状どうかは不明です)けど、モンベルが一番しっくり。速乾性などの機能性はどこも似たり寄ったりだけど、ペダリングを邪魔しないのはモンベルが頭一つ抜けている感じ。耐久性も十分です。毎日2時間乗っても2年もちました。
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ソックス
もふもふの5本指ソックス。あったかい。
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シューズ
今回はハイキングもする予定だったのでビンディングシューズをやめてトレッキングシューズに挑戦。厚底なので自転車のサドルあげないとだめです。ダウンヒルでもつま先の感覚は残る程度で我慢できました。
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キャンプ用

基本は自転車用ウェアのままミドルを厚手に変更。
アンダーシャツのうえに、これをきてサイクルシェルジャケットを着る。
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持って行ったもの

焚き火をしたかったので、薪割り用に新規購入したやつ。売っている薪ならバトリングで刀の錆にしてやることができました。野菜を切るのにも活躍しました。

モーラ・ナイフ Mora knife Companion MG (ステンレス)

モーラ・ナイフ Mora knife Companion MG (ステンレス)

お湯を沸かすのと、簡単な調理には十分です。寒冷地用のガスを持っていかなったので外ではあまり活躍しませんでしたが……

コールマン パックアウェイ ソロクッカーセット 2000012957

コールマン パックアウェイ ソロクッカーセット 2000012957


ゆるそうな椅子なので今回買ってみた。外でのんびりするならいいでしょう。のんびりするつもりなら。寒くて動き回っていたし、焚き火ものんびりくつろぐならいいですが、暖を取るためには「炎にしがみつくしかない」ような状況では使い物になりません。
剛性は想像どおり弱いですが、重さを考えると妥当だと思います。自転車でヒルクライムあるなら、この重さを許容できるかは慎重に考えた方がよいです。

シャワーや温泉で体を拭くためにバスタオルを持って行くとかさばって仕方ない。それを解決してこれたのがこの謎のタオル。感触はウレタンっぽい。フェイスタオルより小さいぐらいの大きさで身体の水滴を全部吸い取ってくれる。絞ればすぐにまた元通りになるので無限に吸収してくれます。収納サイズもコンパクト。ただ湿らせておく必要があったり、肌触りが独特なので普通のタオルだとおもって買うとびっくりします。


 装備が整った。セーブもした。出発しましょう。

(つづく)

kow@suhito は お仕事を探しております。

わたし、kow@suhito はITエンジニアまたは文芸のお仕事を探しております。実務経験と個人の開発経験は併せて記載しています。
わたしの創作活動と生活維持能力を勘案しますが、なんでもお引き受けできる準備があります。

言語 :C / C++ / C# / D / PHP / Java / Objective-C / Javascript / lua / Perl / AS3 / Python / Shell(POSIX/bash) / KAG
フレームワーク : yanesdk(C++/D/C#) / Struts(Java) / Spring Framework(Java) / PHP(symfony) / Python (Django)
DB  :MySQL / PostgreSQL / SQLite
KVS  :memcache / redis
MQ  :MQTT
WEB/APサーバ : Apache / Tomcat / WebSphere / nginx / IIS
運用経験OS : Windows系OS全般 / Linux(CentOS/Debian) / Google Cloud Platform
クラウド環境 : AWS / さくらVPS
同人開発経験 : 去人たち(開発マネージメント/フルスクラッチでのアプリケーション開発/システムデザイン(一部)/シナリオ(一部))
k2cee.com

ポートフォリオとか実績的なヤツ

  • 公式サイト

http://k2cee.com/

  • 公開中のアプリ

www.freem.ne.jp
play.google.com
去人たちⅡ―実験的デジタルノベル― - Google Play の Android アプリ

  • 去人たちの実装コード(サンプル9

https://ja.osdn.net/projects/kyojintachi4cs/scm/svn/tree/head/


■要はできること

  • なんの言語にせよ、画面と併せて実装できる(ゲームとかWebブラウザで動くアプリケーションとかWindows アプリとか)
  • コラージュの制作/画面デザイン
    • Photoshop で加工はできるけど、イラストは一切かけません。具体的には去人たちZEROの画面を参照してください。
  • シナリオもかける(書いてみたい)
    • 具体的には去人たちZERO を参照して下さい。

実績は去人たちのみ

    • 『フォーマット』としては短編小説、幻想小説私小説の類いに近いです。(長編小説の実績無し)
    • 18禁描写を希望されてもトレンドと異なる可能性が高いですが、可能な限り調整します。


■請けたい仕事

  • エリエイティブ
    • シナリオ執筆
  • ITエンジニアリング
    • システム設計/プログラム設計/コーディングの仕事(どれか1つのフェーズだけでもよい)

■ kow@suhito の価値感について

  • 美しいは正義
    • どんなプログラミングで実現されているものであれ、美しいデザイン、実装、運用こそ至高。
  • 「真円」が描けないときにどうするか?
    • πが有理数であるか無理数であるかのような問いは、わたしにとってはあまり大きな影響はないと思っている。πがどうであれ、π÷πが1であるということを重視する。


■ FAQとかクレームとか

  • うちのホームページをつくって!

→ ホームページ作ってくれる専門の人がいるけど、それでもわたしがつくったほうがよい特殊な事情があればという条件付きで可

  • 競業他社を攻撃してサーバーを落として!

→ 能力的にも法的にもお引き受けすることはできません。

  • K2Cee はどうするの?

→ 継続するためにすべきことをしていきます。

■ 報酬について

まずはご相談ください。
非営利であれば格安でお引きすることも可能です。
営利であっても挑戦的なものについては格安でお引きすることも可能です。

たとえば、去人たちの開発は自分でやっているものですので完全に収支はマイナスで、一切報酬はありませんが、創作自体が楽しいのでお金を払ってもシナリオ執筆、プログラミングしています。
つまりそういうこと。


■ご依頼方法

下記のいずれかよりご連絡ください。

https://twitter.com/kyojintachi

  • mail

k2cee.team@gmail.com

K2Cee 忘年会 2016

 今年は忘年会と呼ばれるイベントが1つだけだった。ヤマシタさんから誘われなければゼロというところだった。忘年会という文化は残って欲しいが、あたしには関係の無いところでやって欲しい。酒を酌み交わしながら創作とか貧困問題とかアイドルとか文芸とか政治腐敗とか一番楽な死に方とかテロリズムとか美食とか環境問題とか性差別とかダークマターとか沖縄の基地問題とか世界のミリタリーバランスとか天気の話とか寺山修司の性癖とか、つまり、なんでもいいんだけどさ、着地点を求めない空中戦がしたいんだ。それが「忘年会」でしかできないなら、忘年会は必要だ、ゼッタイに。だけどそれが年末で行わなければならない理由はなさそうだ。いつだっていいじゃないか。そう思っていた。でもそうはいかないのかもしれない。溜まったガスは放出しなきゃあならない。あるラインを引いてそれ以前とそれ以後と。それ以前にガスを放出して、それ以後はうまくやらなきゃならない、というわけである。そういうことなら、いいじゃないか、いいじゃないかと思うが、ご存じのとおりそんないいもんじゃない。油断してゲロったものから来年の処遇は方向性は決まってしまうという恐ろしいイベント、それが忘年会。それでその組織で生きるか死ぬかが決まるだって? 馬鹿げている。
 くだを巻いて卑屈になって権威にかみついて、ひっかんだり、やっかんだり、ケチをつけるだけつけて、それでも来年になればそんなことをいったことはけろっと忘れる、そういう精神科領域では特異な文化的健忘をやってのける真の忘年会をここでやってみよう。残念ながらこれから先はしらふの読者はご遠慮していただきたい。忘年会会場は超法規的扱いでアルコール血中濃度が0.1%未満の方の閲覧は禁止されています。大変お気の毒ですが。え? 未成年? 未成年はお酒飲んじゃあだめです。お酒飲んだらダメだし、罰則もあるかもしれないしないかもしれない。

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