kowさんは天ざる大好き

創作に絶望すると、世界が反転した日記

被害者a

日本でも近いうちに陪審員制度が導入されるというのは知っているんだけど、けっこう楽しみである。
わたしも、陪審員になってみたい。

学校に乱入して、子供とか教職員を殺傷した事件(最近はそういうのが多い)なんかは、だいたい39条が適法であることがうかがわれる。
にも関わらず、実刑を受けるのは、法の精神からいって間違っている思う。
こういうことをいえば、もちろん
「殺された家族はどう思うとおもってんだ!」
と怒鳴りつけられるだろう。

愛する人を圧倒的な暴力で突然失えば、かなりの心的負担である。
情状酌量が認められるなら、逆もしかりである。
民意を受けて、刑罰相当になることもある。


分裂病の心神喪失となると、もはや、本人にとって死の実存的意味は薄れているだろうし、死刑が刑罰となりうるかも難しいのではないだろうか。
精神病っていったいどうなってんのや!ってのは
 精神病の構造 シニフィアンの精神病理学 
という本が、疾病論を忘れて学究的によめるので参考になる。さらに、デリダラカン拮抗に関してもより深い考察ができるようになるんではないだろうか。
被害者aは対象aとは似て非なるモノ。