kowさんは天ざる大好き

創作に絶望すると、世界が反転した日記

開発するということ

去人たちのスケジュールもおかしいなぁ、と思っているけど、会社のスケジュールもおかしいと思うときがある。
会社の開発スケジュールがおかしくなる理由については想像もつくし、それを解決する方法というのは、今のおかしなスケジュールなのだと思う。


月末の勤務報告書が勤務時間超過になる。
これをして、正常化するなら仕事を減らしてくださいよ、という。
すると、こう切り替えされる。
「作業効率が悪い」
んだ。
そんなこといわれてもなぁ。
複数のプロジェクトをかけもちで、それぞれのスケジュールは、終日プロジェクトの対応ができるというもとの工数で作られているのだ。
まあ、こんなことで腹をたてていても仕方ないし、「作業効率が悪い」というのを考えるのもかなり重要なことだ。


Joel on Software を引用すると、集中状態(ゾーン)になるのに15分かかる。実際に現場でゾーンに入ることはかなり難しい。人が沢山いて、集中できる状態とは言えない。誰かに質問されて、「あの件ですが……」といわれて、集中状態が中断されると、また集中状態にはいるのに15分かかる。
ここに、作業効率の悪さの一つがある。
わたしもよくわかるが、集中状態に入って、誰にも邪魔されないとき、3,4時間でびっくりするぐらい、実装が進む。しかも、その状態の頭から尻尾までコードのポリシーは一貫している。これは、注目すべきことだ。


「自分は効率の悪い開発をしている」なんていうのは、自覚しているやっているわけではない。だから、「開発効率が悪い」と言われると腹を立ててしまうのだ。もっと開発効率の良い方法はないかと試行錯誤することを怠っている。向上心が大切だ。それは開発効率だけではない。
向上しようとしなければ、続けていくことすら、難しくなる。