kowさんは天ざる大好き

創作に絶望すると、世界が反転した日記

仮借できぬキャラクターの界面

去人たちではキャラクター絵を描いてくれはったにちのさんにずいぶん苦労をかけた気がする。
キャラクターがどのように在ればよいのかは、よく分からなかったし、何ができるか試行錯誤だった。


キャラクターが今ウィンドゥに表示されているということはどういうことなのだろう?


美少女ゲームで、キャラクターが見栄えよく画面に表示されるのを見ていると、何か騙されているような気になったものだ。キャラクターというのは、何か薄っぺらい皮一枚みたいなものなのかなと考えていた。
ディスプレイに表示されるキャラクターはマジックミラーのようではないかとの思考実験をしながら、その周囲をぐるぐるした。
マジックミラーは三層構造か? わたしたちは、「見える側」にいるのか? マジックミラーを挟んでキャラクターとの対話をし、またある時にはサイコドラマを通してマジックミラーを透過できるか?


ウィンドゥに表示されたキャラクターは、そのディスプレイに刃を突き立てられ発光素子を暴かれるのを望んではないだろう。まず、わたしはディスプレイの側面の厚さを確かめることからはじめたい。