kowさんは天ざる大好き

創作に絶望すると、世界が反転した日記

マンガに挑戦

去人たちの推敲してると陰鬱な気持ちになってくる。
読書ってそういうものじゃなくて、やっぱり楽しみだと思う。
誤字脱を見つけるためには記号的に観察して、文章のテンポを感じるためには考証は置いておいて貧乏揺すりしながら読んでいく。
どうも考えながら読むのには、あたしは向いていない。


疲れたせいか電子書籍諸星大二郎のグリムのような物語をいっちょ、読んでみようとおもった。
電子書籍がどうも苦手だったが、小説しかよんでなかったんでマンガはどうだろうという興味もあった。
すでに完璧にフォーマットされた画像を表示するだけじゃないか、銭の臭いがする! なんてはこれっぽちも思いはしません。
Kindle版を勝ってみたんですが、ほうほうこれはええなという感じである。マンガは小説と違って抽象的にとらえる部分が多いので文字が小さかったりするのはたいして気にならない。ストーリーを追うのはむしろ楽。
ただ、それだけならいいんだが、諸星大二郎を読むときには書き込みの細部に楽しみがぎゅっと詰まっているのでおっきくみたいなあ……切ない。
最近は解像度の高いスマホもあるし、タブレットもいろんなんあるから、ちょっとそっちでみてみたいなと思った。そしたらマンガもけっこういいんじゃないかと思ったり。

しかし、諸星大二郎はほんといいね……