2300年未来への旅
海外の映画の邦題は商業的すぎて好きじゃないなあと思ってしまう。
インパクトとか、過去の商業コンテクストにのっかってくるところとか。
変態村とか完全な良作なのにその邦題によって意図されないフィルターされてるじゃないですか。これは弾劾せざるをえない。完全な弾劾ですよ。
引き続き邦題批判
これもやはり見終わってみると邦題がぜんぜんダメである。
なんだよ、結局見たんだからいいじゃないかって。
いや、そういうことじゃなくてね、まったく余韻が違うじゃない。
変態村を見終わって、原題のCalvaire(ゴルゴタの丘)を知ったときの衝撃といったらなかったね。商業的に変態は希求されるのだとしても、我々はまだまだ変態ではないのだと、そう自認すべきなんだと思うね、まったく。
ところで2300年未来への旅
あたしゃ、やっぱり、コンピュータが爆発するの好きなんだなと思う。
ドラゴンボールでスカウターが閾値を超えると爆発するじゃないですか。すげえイカしてる。クールである。人間の認知を超越した存在として特化した認知を獲得したコンピュータがその領域を超えたときに爆発するってエゴだと思うんだよね。それ自体がカタルシスでカタルシスって結局エゴなんだなっていう、メタカタルシスを突きつけられるわけ。あっ、あっ! わかりましたよ。つまり、この映画が終わっても、本当の問題は視聴者に提示されたまま回答を保留されたままなんだってね。
ふう、やっぱり独自の観点で映画の魅力を伝えることもむずかしいなあ。
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