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去人たち開発ブログ

同人サークルK2Ceeが去人たち開発についての記事を掲載してきます!

映画で学ぶ人類の無害化と統制の失敗とその解決策に関する試論

三連休ということもあって、またせっせと映画鑑賞である。
1日2本みるだけでも映画って疲れます。映画評論家とかどういう認知方法で映画を観ているのか気にあるぐらい。

今回の視聴テーマは「人類を無害化・統制する方法」です。
去人たちの次々回第3作にむけてちょっと勉強もかねて。

書く前にそれぞれざっとWikipedia先生を観てみたので余計な先入観ができたかもしれません。
未来世紀ブラジルがカルト映画だとするとカルト映画なんだ……
カルト映画の定義しらないので適当なこと言っておきますが、自殺サークルみたいのがカルト映画だと思ってた。当然ですが、作品の善し悪しとは別の話になりますので、野暮なこと言うな、アホが!と言う方はぜひコメントで。
赤ずきんのおばあちゃんが生きていることに疑問を感じたり、狼が腹を割かれても気付かないのはおかしいと思ってもいいじゃない。
誤読の自由って言ったけど、誤読の意味を誤読しちゃう人がいてもいいじゃない。誤読の意味を知っていればそんな『誤読』は無視すればいいだけなんだし。

未来世紀ブラジル - 情報をコントロールして統制しよう!

情報を統制することで人々をコントロールする、どちらかというと現代をどぎつく風刺した映画である。それもたいしてうまくいっていないので、混乱に巻き込まれる訳である。書類の受理、不受理で右往左往する様はまさにカフカ的である。未来席ブラジルでは「審判」ほど心象表現に寄っていないのでこれはよい娯楽作品だと思うわけである。
作中では情報の統制事態は破綻しないが、事実上破綻することを予期されているかと思う。
ここでは多様な情報の処理を機械化しつつも、途中のヒューマンエラー、システムエラーを検知、対処できないことが問題である。プログラムにはバグはつきものなのだ。それを対処できない一連のソリューションなどナンセンスである。
またシステムの価値評価があまりにも単一過ぎる。システム化の失敗の一例である。どこをシステム化でき、すべきだったかを見誤っている。人間は計算機回路でまかないきれなかった部分の補完でしかなく、そのためだけに居る。人間自体がシステムの部品なわけだが、その部品が良品、不良品という品質がばらついてリスクが多いものであるという認識が欠如している。人間部品の入力と出力には必ずベリファイが必要なのにそれがない。ましてや対策もしてない。これによって情報統制のシステムは大きく混乱するわけである。情報処理は遅延し、解決に大量のリソースを使いありさまで、全く効率が悪い。これはシステム不全で、システム化失敗を意味する。

  • システム化の失敗
    • システム化対象の社会の状況認識不足
  • システムエラーに対する配慮不足
    • 前提となる要件が破綻しているのが、システムの入出力に関する仕様検討をしっかりしていれば要件定義の不具合を見つけることが出来たはず
  • 品質管理不足による失敗
    • 人間がシステムの結合箇所となる箇所のテスト不足と、エラーハンドリング、フェイルセーフが全くない。チェック機構と、システムの多重が必要

上記をクリアして、再度映画の中でシミュレーションするとまた新たな問題が見えてくると思う。

THX-1138/リベリオン - 感情をコントロールして統制しよう!

人間は感情があるからいけないんだ! 喜怒哀楽あるから人も殺すし、戦争もしちゃうんだぜ!
THX-1138、リベリオンともに投薬による感情コントロールで人間はみんな無害化された社会を描いている。ただ、投薬が自己管離しているために、投薬中断した人間が感情コントロール外に置かれ、その個体が問題を起こすという訳である。患者が自己判断でクスリの服用やめるのって今でも問題になってるのにこんな問題放置しているほうがどうかしている。現代でも服薬を強制するわけにはいかないから、作用と副作用を説明して、服薬するように進めて、忘れる人には分包したり工夫しているわけだから、完全な第三者による服薬管理は不可能だ。強制的に投薬しないという状況を作り出すべきである。IPv6 時代なのだからクスリ1錠ごとに IP でも割り当ててトレースできるようにしたらいい。1錠あたりのコストは高くなるだろうが、全人類が服用してそれを管理する必要があるならやるしかない。そもそも、手段として服薬というのが無理がある。これは技術の問題だが、ニューロチップやナノマシンのようなにオペレーションシステム、あるいはそれ相当のプラットフォームを仕込んで置く方が良いと思う。こちらは技術世代が2,3つ先になるだろうからルールを超えてしまっているか……そりゃ、抗精神病薬陰性症状を引き出すとはレベルが違うよね。
どんなシステムにも100%はないと考えて感情をもった人間を抹殺する組織があるのは当然だろう。ただ、根絶やしにすることもできないだろう。ゴキブリを根絶やしにできる可能性はあるけれど、それにかかるコストは計り知れない。自分の生活圏にゴキブリが出現しなければよしとするようなものだ。
追跡可能な投薬システムと、管理外人間の把握と牽制できる状態があれば有効な組織的抵抗はできない。

  • より確実な投薬管理の失敗
    • トレース可能な投薬管理の実施が必要

マトリックス - 人類なんてそもそもいらないし、くっ、でもくやしい!

投薬管理とかいっても構造は変わってないじゃん。投薬管理をシステム化したって、そのシステムをハックされたら同じことでしょ。その通りである、何重のチェックをいれても、たとえ、対面の服薬にしてもいくらでも回避方法はある。そこで、マトリックスである。認識を操作しちゃえばいいじゃん。水槽の中の脳である。マトリックスの場合は、人間なんて害虫じゃんという機械側の評価だが、どうしても電源が必要なので有機電源として人間使っちゃおということである。
まあ、この構造が人類都合が良すぎる。人間を電源にするぐらいなら、地熱でもやったらいい。地下20㎞ぐらいまでの掘削技術があるなら、地熱でいいじゃん。人間を栽培して動力にする必要まったくないよね。動力が効率よく発熱するために、仮想空間に人間つないで活動させておく必要なんて全くないわけで。マトリックスを構築するコスト、運用コスト、人間という機械に対して害なす可能性がある電源を使う理由なんて何があるでしょう。
原子力発電はデメリットがあるけど、メリットもあるということだし、それが本当か嘘かは別にして人間発電になにかメリットがあったのだろうか。
あと、機械はいつだってウィルスとかワームに弱い。コンピュータ知性体が人類を支配したとか言いながらそんな薄ぺっらなもの知性といっていいのか。アーキテクチャが概念的な存在として1人では本当はいけない。スミスが大量に出回っても、別のアーキテクチャが存在していてそれらに対抗できるようにしないといけない。ネオもまたシステムの一部なのだから、つまりそういう健全性、多様性を持っていた、ということはできるが、そのために人類の存在を留保してしまうという人類統制を未達成状態になってしまっている。

  • コンピュータ自体のシステム維持に関するフェールセーフがなかった
    • 電源の多重化と人間への依存度を低減、人間発電のゼロ
  • コンピュータ自体が自己の多様性を維持できなかった失敗


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