kowさんは天ざる大好き

創作に絶望すると、世界が反転した日記

『自転車でゆるキャン in 九州』の装備を語る夕べ

今回の自転車ゆるキャン装備

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名前
オススメ度
重さ
補足
1 エアパッド 150 ★★★★☆ 441g シュラフの下に敷くマットレス
2 ダウンハガー ★★★☆☆ 890g シュラフ
3 Moon Lence アウトドアチェア ★★☆☆☆ 910g
4 ステラリッジ テント2 本体 ★★★★☆ 1.61kg
5 ステラリッジ テント2 フライシート ★★★☆☆ 430g
6 ステラリッジ テント2 グラウンドシート ★★★☆☆ 270g テントの汚れ、浸水、破れ防止
7 ソロクッカーセット ★★★☆☆ 250g キャンプ飯用
8 SOTO スライドガストーチ ★★☆☆☆ 55g 焚き火のお供に
9 SOTO レギュレーターストーブ ★★☆☆☆ 350g キャンプ飯用
10 SOTO レギュラーガス ★★☆☆☆ 250g キャンプ飯用
11 コンパクトランタン ★★★☆☆ 210g
12-1 チタンシングルマグ ★★☆☆☆ 50g キャンプ飯用
12-2 チタンスプーン&フォークセット ★★☆☆☆ 30g キャンプ飯用
13 アウトドア 給水用 ボトル ★★★☆☆ 36g
14 アルミ ロールテーブル ★☆☆☆☆ 700g キャンプ飯用
15 手ぬぐい ★★★☆☆ 34g お風呂とか
16 ソークアップタオル ★★★★☆ 120g お風呂とか
17 サイクルレイン パンツ ★★★☆☆ 195g 雨具
18 サイクルレインジャケット ★★★☆☆ 252g 雨具
19 サイクル レインシューズカバー ★★★☆☆ 103g 雨具
20 救急袋 ★★★☆☆ 330g 各種クスリ入れ、応急処置セット入れ
21 OSTRICH 輪行袋 ★★★★☆ 600g 荷台付きの自転車輪行が可能
22 AC式USB充電器 ★★★★★ 90g
23 大容量 モバイルバッテリー ★★★★★ 245g
24 ドライバッグ レクタ10L ★★☆☆☆ 200g 荷物を入れて自転車積載用

オススメ度について

自転車旅で積載、携行するという前提 でのランク付けになります。
どんなに高性能だろうと、キャンプで快適性を確保できるとしても、重かったり、携行しにくいものはオススメ度が低くしました。
下記の観点で総合的にオススメ度を決めました。

  • 役立ち度
    実際に使用しての便利さ。もしなかったらどんだけ困るか
  • 性能
    使用時に目的を十分に達成できたか
  • 重量
    自転車旅では軽量であることが正義
  • 収納サイズ
    いくら軽くてもがさばったり積載しにくいものだと自転車旅には不適格

価格は指標に入れませんでした。
モンベル製品とかめっちゃお財布に厳しい...

今回の自転車ゆるキャン装備を総括する

一言でまとめると、持っていった装備で十分!
ただ、ちょっと付け加えておきます。

キャンプの快適性よりも軽量化

いまこうやって一覧にしてみて、さらにはっきりしたけど
アウトドアチェア、アルミ ロールテーブルは持っていかなくて良かったと。
キャンプ飯も楽ちん飯だったりカップラだったりしたいので、さっとご飯を食べる分にはテーブルはなくても困らなかった。
アウトドアチェアも焚き火のときには役に立ったのですが、長い行程のなかでその数時間のためにあの重量を持ち運ぶのはコストに見合わないかなあと思いました。
1キロ軽くなるって言われたら、悩むことなく軽量化をとる。

燃料とストーブ

ガスにはCB(カセットボンベ)缶とOD(アウトドア)缶があります。

CB缶

CB缶は家庭でも使うあのカセットボンベです。

OB缶

OD缶はアウトドア用のボンベです。
CB缶は標高が高くて寒いところだと火が弱くなりがちです。平地、低山で使うのであれば真冬でもない限り困る事は少ないと思います。メリットはコンビニでかえるので入手の容易性でしょう。
OB缶は寒いところでも強い火力が得られるのがポイントです。

今回は暖かい時期であることと、いつでもボンベが手にはいる安心感を優先してCB缶にしました。
それでとくに迷わなかったのですが、重量をみたら SOTO のストーブが馬鹿みたいに重い。350 g もする。

SOTOのストーブは足がたくさんついていて、重い調理器具をのせていろんな料理ができるんです。とくに専用の石焼きプレートがあってこれをつかってキャンプ焼き肉するのが大好きなのですが、まあそういった構造なのでいかんせん重くなってしまうというわけだ。
今回はお湯を湧かすぐらいだったのでオーバースペックでした。
OB缶のシンプルなストープだと 100g も重さがないので大して料理もしない今回はOB缶が正解でしたね。

スマートロングライドを支える電源たち

瞬時にさまざまの情報を提供してれる便利な電子デバイスによって快適な自転車旅は支えられています。
それゆえ電子デバイスにいつでも充電できるモバイルバッテリーは必要不可欠です。
サイクルコンピューターの充電、スマホの充電、心拍計の充電、ライトの充電、みんなモバイルバッテリーから可能です。
1泊のキャンプであれば、自分のスマホを3回フル充電できる容量をもったモバイルバッテリーがあればとりあえず安心かなと思います。
常時点灯でナビゲーション機能を使っても、間に合うぐらいだと思います。まあ不足の事態はあるのでムダな電力は使わないほうが良いと思いますが。
Anker か cheero のモバイルバッテリーがよいかとおもいます。わたしは cheero をメインに使っています。

もし途中でバッテリー切れになったら、電源があるコンビニ、カフェ、ファーストフード店でご飯やおやつを補給しながらまったり充電しましょう。

kowasuhito 道具を愛でる

自転車に積むのに最適なテント

モンベルのステラリッジ テント2は、今夏買い換えたテントです。
webshop.montbell.jp

前に使っていたのは、7年前のステラリッジ テント2。
けっこう雑にキャンプで使ってきて7年持ちました。フライシートが加水分解してどろどろになってきたので買い換えです。
広さ、軽量性、耐久性は申し分なかったので、新型のステラリッジ テント2に買い換えで迷いはありませんでした。
正直、お高いなあ、と思いますが、テント選びで失敗したくないのと、最低でも5年以上は使えると思えば、高すぎということもなかろうかと。

自転車旅専用テントで軽量性だけをみれば、1人用のテントを選択するのもありでしょう。そうすれば、テントはもっと軽くできます。テントは装備の中でも一番の重量を占める装備なのでできるだけ軽くしようとするのはよくわかります。
ただし、軽量にすることでキャンプ地での快適性は低下しますので、このへんをどう考えるかは人によるかなと思います。
睡眠のためのスペースが狭くなる、荷物をテントの中にいれられない。とくに雨天時ともなると、快適性は格段に下がります。
ただ、割り切ってしまえば、軽量であることとコンパクトであることはかなりの魅力なのも確かです。

個人的にステラリッジ テントの2人用を選んだのは、これまでの使ってきた実績と信頼性が1つ、軽量であることが1つ、大規模災害時には居住スペースとして使う想定で適度な広さが欲しいという理由です。

テント泊でよりよく眠る

わたしは音、灯りにかなり敏感なので、「テント泊でよりよく眠る」は、キャンプにおける大きな課題解決テーマです。
一般的にいわれる定番対策は

  • 手ぬぐいをアイマスク代わりに巻く
  • 耳栓を使う

静穏が保たれているキャンプ場であれば耳栓で十分ですが、朝まで酒盛りをしているみなさんがいるパターンのキャンプ場では力不足と言えます。
そういうときは、ノイズキャンセリングイヤホンを耳栓がわりにします。寝返りには邪魔になりますが、騒音よりはマシです。
そして最後は覚悟を決めます。眠れないでイライラするぐらいなら、眠らないで電子書籍/マンガでも読もう、と腹をくくると意外とすっと眠られたりします。

音と灯りを遮断したら、あとは快適な温度でふかふかな状況を作り出せるかです。
今回の自転車旅で使ったモンベルの「エアパッド 150」はなかなか良いモノでした。
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厚みがあるのでけっこう荒れた地面でも凹凸を気にしなくても良さそうです。さらに軽量です。反面、保温性は低いのですが春、夏、秋のスリーシーズンで使う分には熱もこもらず快適です。
より丈があり幅もあるエアマットにすれば、より快適です。
U.L. コンフォートシステム エアパッド ワイド 180」だと、651gです。ごろごろしても10センチぶん、マット落ちしない。足もマットの上にのるのでよりフラットな感覚になります。
エアパッド 150 との 200g の重量差をどう考えるかはあなた次第です。

シュラフ

シュラフの選定基準は暖かさ、収納サイズ、重さ、あとはお値段でしょう。車でキャンプに出かけるなら収納サイズ、重さはほとんど気にしなくて良いのでつまらないですよね。この多数のパラメータから自分が最適だと思うものを選択し、その選択に失敗したと気づいたときにはひどく後悔して地団駄を踏むということができないのですから。

シュラフの素材といえば、化繊綿とダウン。ダウンは軽量、コンパクトで高価、化繊綿は比較的安価だが、重量がある。
個人的になじみ深いモンベル製品でさっと比較してみましょう。

素材 商品 重さ 収納サイズ 価格
化繊綿 アルパイン バロウバッグ #7 700g φ14×28cm(3.4L) ¥11,500
ダウン アルパインダウンハガー800 #7 391g φ12×24cm(2.2L) ¥17,900

重量差は目を見張るものがあります。
自転車で 300g 軽くするのにかかるコスト、300g あれば、大容量モバイルバッテリー1個分... たかが 300g と思いそうですが、走行中は邪魔にしかならい重量 300g は疲労度に直接関わってきます。
一番薄手のシュラフで比較してこれですから、冬用シュラフで厚みが増すと重量差もどんどん大きくなっていきます。

化繊綿で妥協するぐらいなら、暖かい時期だけキャンプするときめて、限界温度は低いけど一番安いダウンシュラフはいかがでしょうか?

お風呂セット

日帰り入浴ができる温泉でもフェイスタオル、バスタオルは追加で料金がかかることが多いです。是非とも、自分で持っていきたいものです。
タオルとバスタオルにオススメなのが、手ぬぐい、そしてモンベルのソークアップタオル。

手ぬぐい

ふつうのタオルでもいいのですが、あえて手ぬぐいをオススメします。
手ぬぐいは乾くの速い。お風呂以外にもキャンプで顔を拭いたりすると思いますが、水洗いして干しておけばすぐに乾くのでキャンプにも最適です。

ソークアップタオル

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初めて使ったときは、な、なんだ、これは、本当に水分を吸うのか? という感覚だったやつ。
肌触りは濡れたウレタンっぽい感覚でふかふか感は一切ないので、からっと乾燥したバスタオルの幸せ感を味わうことはできません。
でもこれが優れもので、絞るとすぐに水分が切れるのでいくらでも水を吸うことができます。
体中に付着した水分をしっかり拭き取れて、しかもコンパクト、軽量です。自転車お風呂セットに欠かせないアイテムです。
つねに水分でしっとりさせた状態で保管するものになります。洗濯して干したらぱっかぱかに固まったのでびっくりしました。
長期間保管したあとは一度洗濯してから使うようにしています。

フロントフォークの荷物をまとめるためのスタッフバッグ

これ。
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走行中露出するので、引っかけても破れにくそうなものを選びました。あとは雨天時に濡らしたくないので完全防水であること。そのぶん重量は増えて 200g もある。
うーん、ちょっと高性能すぎた。さらに厚手なので荷物を入れたときのデッドスペースができて収まりがわるかった。ほんの少しなんですけどね。
結果、もっと軽量なモノでよかったかなと。
ライトスタッフバッグ10L ならなんと 36g でお財布にもやさしい...
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救急袋

ケガはするんだとおもって用意しておくといいです。

  • 絆創膏(大小)
  • 鎮痛消炎剤(ロキソニンとか)
  • 経皮鎮痛消炎剤(関節痛とかに塗るヤツ)
  • エリクサー(正露丸とか)

痛みがでても輪行可能なところまで移動しないといけないので、鎮痛消炎剤があると心強いです。
少しぐらいの痛みながらだましだまし継続することもあると思いますので。

次回予告

次回は、実際にこの装備を自転車に積み込んでいきましょう。