本日の文章練習
文章の練習がてらに……
クロスバイクとの出会い
あたしの自転車はトレックちゃん。FX7.3というエントリーモデルのクロスバイクである。
2008年7月に購入したが、今でももちろんのりたおしまくりである。
初乗りのときの感動はいまでも覚えているし、自分の自転車人生のなかで一つの転機である。
そもそもママチャリをこよなく愛していた過去があるので、そもそも最強のママチャリをずっと欲していたのだ。クロスバイクを買うことには、自分の中でも「でも、これママチャリちゃうし……」という迷いがあった。
ただ、ママチャリとスポーツタイプの自転車では単位時間あたり移動距離が違う。
ママチャリと比較して平均速度のアップが必須要件だったのである。
そう、
あたしにはもう時間がなかったのである……
(なんで物語仕立てのかたり口調やねん……)
そして……
同時フルマラソンに向けてトレーニングしていころだったので、なにやら負けん気が強かった。基本移動のために自転車を使用していたが、ロードバイクにパスされると後ろに張り付いてドッグファイトにもちこんでいた。12歳らしいといえばそうだが、ほんと迷惑な話だとおもう。しかも引いてもらっているからクロスバイクでも結構ついていけるし、マラソンの効果もあって心肺はかなり負荷にも耐えられた。狂犬のような走りぷりだった……
その後……
経年劣化や破損の結果いろいろパーツが換装されていき、もとからあるメインのパーツはフレーム、フロントフォーク、ステム、シートポスト、前輪のホイールぐらいになった。
自分の身体は手足を付け替えても自分と思えるだろうか……
などというロマンチックなことを考えつつも、脳みそが一緒ならそれは自分でじゃないか、といういかにも今後の物語展開を予想させる段階でトレックちゃんを乗り回してきた。
これから……
スポーツ的な乗り方をてっきりしていなかったので、今日はケイデンスと心拍を確認しながらのリフレッシュサイクリング。だいぶ暑さも下火になってきたのか、山でも自転車のってるひとが沢山いた。牙を抜かれた老犬のようになったあたしは、ヒルクライムはケイデンスを 100 にして心拍を 160 に設定する。おそい……
キャンプ荷物をつんでヒルクライム用にギアを組んでいるので、いくらでも回転数は選べるんですが、これ自転車の醍醐味がまったくないんだよね……周囲の風景はいくらペダルを回してもかわない……ロシアフォルマリズムで遅延という技法、あれ、やっぱ最低の手法なんだと思わざるをえないわけ。
勝手にサイクリングに参加していくスタイル
今日は登攀標高 600 Mだった。上った後の下りはいくらでもスピードがでるのでやばい。ロードバイクはタイヤが細いのでパンピーな険道の下りでスピードを出すことができない。逆にクロスバイクはタイヤがそこそこあるのと空気圧も低めにセッティングしているので下りは攻めやすい。そうやって下りでかってに他のサイクリングに参加していくスタイルを繰り返しているが、上りと平坦でちぎられる。たぶん、きちんと計画たててサイクリングしている方々にとって勝手に後ろに張り付かれるのは迷惑な気がしていて、距離をとるようにしているけど、なんか後ろを追走するのは一緒にサイクルイングしているみたいで愉しい……
まとめ
などと……今日を振り返っている。
自分自身が動力となって進む何かをすることは本当に愉しいですね。モータースポーツとは違う楽しさなんだと思うわけです。