kowさんは天ざる大好き

創作に絶望すると、世界が反転した日記

7月27日(月)

連休明け。仕事をしていたほうがマシ。目が覚める。なんとか這い起きる。ルーチンワークをする気もない。排尿し水を飲み、歯だけ磨く。何も出来ない苦痛から逃れるために勤務を開始する。

Slack の未読を消化する。平穏なメッセージ。今日は社内は平和だ。何か予定外のことでも起こっていて首を突っ込みたかったのだけど、そういうのもない。今日のオレのタスクはプロダクト開発チームの次期プロジェクト、サードパティのライフログサービスとのコネクトプラットフォームの開発プロジェクトのための、チームビルディングの検討。現状は Google Fit にしか対応していないが FitBit や MyFitnessPal を含め、将来の未知のサービスもふくめライフログアドホックにうちのサービスに取り込めるようにする。OAuth を前提にした汎用的なコネクト画面や認可トークンのセキュアな保持、破棄の仕組み、透明性のための連携ログの表示など。比較的シンプルなプロジェクト。各サービスごとにライフログの形式が異なるのでどこでうちのサービスで扱える形に変換するかは考えないといけない。何かのストリームにいれてAWS Lambdaで処理してもいいし、自前のバッチでもべつにいいだろう。ユーザー数がそれほど多くないのでそのへんはアーキテクトの判断次第だ。オレはプロダクト開発チームメンバーではないのでそのへんについては開発チームに任せる。スクラムマスターとして彼らがこのプロジェクトをスクラムでうまく開発できるように支援するだけだ。オレは何故、スクラムなのかという簡単なドキュメントを書いて、個人的なスクラム失敗の経験と成功までの道のりを書く。スクラムを型どおりやれば何かが解決するのだという幻想をまずは断ち切っておく必要がある。スクラムでチームが変わるのではない。スクラムでメンバー個人が変わり、結果チームが変わる。そもそもソフトウェア開発とは未だに未成熟な工学であるということ、ソフトウェア開発は不確定で複雑なものだらけである、だからどれだけ小さな失敗にとどめられるか、そしてより正しいほうに進めるかが大事、ということを説明する。スクラムはそういった不確実性、複雑性に立ち向かうためのツールである。万能ではなく、その現場の課題にあわせて自分たちでカスタマイズして使うものだ。カスタムするためには、型を知ることはではなく、何故スクラムなのか、という原理原則を知っておくことが大事である。漫然とスクラムをしていてもチームの成長はない。常に何故かを問い続けることが大事である。熱い思いをかいた資料ができた。オレは個人的に満足する。午後に共有会のミーティングを設定する。
お昼は食欲がなかったので卵かけごはんをたべる。身体がだるい。布団で横になる。
午後のミーティングでの共有はオレだけが空回っていた。まったくそのとおりだ、希望がもてたぞ、なんていう外野からの応援はまったくなくシーンとしている。なんで響かないのだろうな。それとも響いているけどウェブカメラ越しにはわからないだけかな。疲れる。
人事との打ち合わせ。体調が悪化して死にたい時間が増えたと伝えておく。まずはフルタイムは様子みして週四勤務で様子をみる。チームで働きたいので働ける部署などがあれば是非とも検討してほしいと伝える。まだウォーミングアップで一人であぶれたタスクをちくちくやっているだけ。仕事にやりがいがないのも生活の質を下げているのではないかと伝える。マッキーも疲れている。相手も疲れていると何故か気が楽だ。ぐいぐいとこないと分かっているから。むしろオレがぐいぐいいってマッキーを疲弊させていないかな。あとで少し反省する。
今日も誰ともまともな仕事の議論はなかった。つまらない。定時で退勤する。

頭の中から仕事が抜けない。苦しい、助けてくれ。Zwift でペダルを回す。ヒルクライムのレースに飛び入り参加する。死ぬほど回す。手がしびれる。どうしてこんなつらいことをしているのだろう。後半完全に脚が終わる。どんどんと順位を下げる。置いてけぼりになりたくない。食い下がるが脚がいうことをきかない。ずるずる順位が下がる。ゴールして空気をむさぼる。一時間を三倍で踏めない。ピークにくらべてFTPの低下が痛々しい。

風呂に入る。疲れすぎて風呂にも少ししか入れない。仕事が終わったあとに仕事をすぐに忘れられる別の方法が必要だ。たぶん他者の視線があると楽だろう。でもそれはなんだろう。カフェにいって読書というのはどうだろう。店員さんはいるだろうし、あるいはお客さんがいるかもしれない。よさそうだ。明日トライしてみよう。

風呂上がり。執筆作業をする。追い込み過ぎて胃が大変なことになっている。ペダル合わしているときになんどかゲロ出そうになったし。

今日もずっと二人きり。つらい。薬を飲んで寝る。