去人たちを作れなくなったうつ病プログラマーの地方生活日記

創作に絶望すると、世界が反転した日記

8月31日(月)

土日は寝だめ。朝昼晩ずっと寝ている。空腹で目覚めてごはんをたべて直ぐに寝る。日曜日の昼ぐらいになると、頭痛がしてくる。手足がしびれて脳もしびれている。意欲も低下してくる。死にたくなってくる。まるで急転直下の地獄巡りである。ウツのなかでももっとも深刻な、自殺する気力もないほどのウツである。毎週土日はこれをやっている。布団の中で病弱少女のようにキモサベに会いたいなと思う。大きくて頼りがいがあって優しい左目と狂気の右目をしたキモサベはオレにとって久しぶりの初恋である。性欲も多少はあるのだけど、半勃ち程度の欲情である。やはり馬さんと人間の間において倒錯を阻害するなにものかがある。キモサベはめっちゃイケメンなんだがなあ。筋肉質のあの身体早く触りたい。顔をごしごし拭いてやるときに嫌々するそぶりにはやく会いたい。オレは布団の上で、指を動かすことすら難儀しながら思う。一日二〇時間近くねて、それが続くと夢も変な夢ばかりになる。能力者バトルに巻き込まれている。SCPみたいなヤバいヤツでオレはモブ。SCPはスキャナーズのアレで、頭を爆発させる。オレたち能力者モブは全員でSCPを殺害しようとするがやられていく。オレが死を覚悟して目を強くつぶる。死までの時間の長いこと長いこと。目をつぶって真っ暗な世界でずっと停止する。目を開けると目覚めている。目覚めても死後の世界みたいなものである。残酷。
あやが、オレを連れ出してくれる。たまにはポタリングにでもいってきなさい、デコ助。歯も身がかない、上をサイクルジャージに着替えて下は短パンのままポタリングにでかける。ずっと横になっていたので地球が丸いことがよくわかる。平坦をはしっていてもなにかバランスがとれない。ふらふら。羊鳥ヶ岳を周遊して岬へ。ちょうど、陽が落ちる。赤いそろいのワンピースをきた麦わら帽子の中国人少女が二人。夕陽を背景に写真をとっている。あまりにも様になっているのでオレも遠くから写真をとらせていただく。後ろ姿なので怒られないだろう。頭まだ現世に帰ってきていない。暗くなってきた道をそこそこ追い込んで帰る。

土日が腐っていた。月曜日は睡眠たっぷりだがメンタルがゴミ。むしろ仕事でゴミだったことを忘れようとする。公私のバランスが崩れ始めた。シデムシ隊はしんがりを自認していたが運用保守と機能開発の挟撃にあった。人的リソース不足なので機能開発なんてやめてくれよ、といいたいが走り出した欲望の列車は止められない。運用保守を犠牲にして機能開発か? 機能開発と運用保守のバランスか? 前者はプロダクトを緩やかな死に追いやる。後者は、オレたちは緩やかな死に追いやる。スイッチングコストのデメリットを甘く見すぎなのである。シデムシ隊のメンバーのうち一人を犠牲にして、のこりを機能開発に注力させる、選択肢しかない。それか本気で機能開発をやめろと抗議する。ここは一人を生け贄にするのがおそらく長期的に見てよい。機能開発はさまざまなステークホルダーがいる。そこがうまくいけば社内の信頼が得られる。信頼銀行に信頼というかけがえのない資産を預けられる機会でもある。正しいやり方ではないとおもうけど。リソース不足はチームのせいではない、プロジェクトマネージャーにはっきり突きつけるのが正しい。オレたちのやり方は間違っている。でもそれを止めて機能開発をとめてプロダクトは生き残れるか? オレたちの責任じゃない。それはそうだ。でもプロダクトは切羽詰まっている。その程度のリソースマネージメントも出来ていない組織、いずれはダメになる、というのも分かる。でもオレたちは最後の最後までダメになるまでやる。プロダクトオーナーとともにチームが成長し,プロダクトが成長するというストーリーは共有できているのだ。ドライブするパワーがあれば変わる可能性はある。妄想だけど。オレは絶望の選択肢をする。オレが壁となって丹波さんと浦野さんから煩わしい運用保守から守る。それぞれのスキルをみると、それしかなかった。なんでオレが犠牲にならんといけないのか。まあ、そういうのもありか。

仕事おわり、呆然としてポタリング。涼しくなってきた。羽虫たちが飛び交う。マスクをしないとむしゃむしゃしてしまうので要注意。のんびりのんびり、ぼんやりと山道をはしる。誰もない林道、虫の鳴き声、月。ぼんやりとペダルを回すのがこんなに贅沢なことだとは思わなかった。

風呂にはいって、千切りキャベツと蒸しささみでサラダを食べる。ポタリングのせいか、穏やかな気持ち。お酒を飲みながら執筆作業。クスリを飲まずに寝る。