9月26日(土)

金曜日はリーン開発の真逆をいく仕事。問い合わせ、回答待ち、問い合わせ回答待ち。それが並列で三本。ひなたぼっこしたり散歩したりしながら気分転換を試みるが効果は薄い。共に働くことのその心地よさだとつくづく思う。ただ、共に働くにはわたしたちはあまりにも人見知りしすぎているだけだ。あいつと一緒に仕事? 気持ち悪い。直接やりとりすんなんてなに言われるかわからない。みんながいる Slack を挟んで防御しなきゃ。オレなんか、彼のような優れたエンジニアの時間を奪ってはならない。slack で返信がくるのをまっていよう。日本の奥ゆかしさ、謙虚さのようなものもあるかもしれない。だけど、目的のための障害となっているようならば取り払うが良い。オレは障害を取り払おうともせずストレスをためた。

今日はタンブルウィードに行くと決めて前日の寝る時間まで調整した。やる気満々である。キモサベにあげるおやつをハイパーマートで買う。ゴルゴ先生の強烈な視線やぜったい仲良くなれない圧倒的な強い先生感に怯えてはいるがキモサベに会うために仕方ない。ムダなおしゃべり一切なしでも気まずい思いがしないのはいい。間に馬がいてくれるのでオレは馬さんと楽しんでいればいい。ムダなおしゃべりがある床屋とマッサージ屋だけは本当に大嫌いである。まるで話しかけるほうがよいサービスだと勘違いしているみたいだ。何回かかよって、短い相づちしか打たないことに気づいてやっと社交辞令で終わるようになる。最初は苦痛である。今日はキモサベにのれることに。キモサベはベテランの余裕で洗い場に繋がれている。おはようとあいさつをするとキモサベ興味なさそう。このツンデレがまたかわいい。見てるけど見てないふり。草食動物としてそもそもかなりの視野で周囲を捉えているがお前にはとくに中止すべき存在じゃないから、という。まあよい、あのキモサベの筋肉隆々の肩とお頚を触りたい! 触りたい! それじゃあ失礼しますね、とキモサベの目をのぞき込みながら声をかける。頚を愛撫してあげて、多少敏感な鬐甲をわさわして膁もマッサージする。さらに我慢できなくなって、腰に全身でぎゅーっとする。ひゃーあったかいなり~。たべちゃいたいよう。しかしタンブルウィードのお馬さんたちはゴルゴ先生の方針ですごく穏やかな性格。だからこそこんなこともできる。ゴルゴ先生がボスとなって絶対の信頼を寄せているからこそ、ゴルゴ先生の生徒には警戒が和らいでいる。でもゴルゴ先生がなんどいっているが、臆病な動物なので常に暴れることがありえる、それは動物の本能として、そうなったら人間には手がつけられない。捕食する側の動物であるオレと捕食される側の動物であるキモサベの間には遺伝子レベルで越えられない壁があることを理解しないとなあ。人は生き物を理解するときに、感情移入的に理解すること頃がある。つまり人間の感情で理解できない行動をする動物を排除する気持ちが働いてしまう。感情では鳴く、論理的な共感こそが異種間交流には大前提となるだろう。お馬さんの本もっと読まねば。今日のレッスンも軽速歩。オレは馬上で四苦八苦。キモサベは接待モード。ゴルゴ先生の指示が飛ぶ。キモサベの自由に走らせないで。あくまでも人間が指示してるんだとキモサベに指示して。指示したつもりでは意味がない。キモサベに伝わってないとおもったらもっとやり方を試行錯誤してみて。手綱ひきすぎ、キモサベの頚があがっていたら引きすぎ、平行になるぐらいに、ただしつねに手綱は張って得る状態で。手綱をもっている手は固定しないで、頚の動きに合わせて柔軟にあわせられるように。じゃないとキモサベが走りにくいよ。馬上では椅子のように座るのでは亡くて丸太のように座る、動くのは腰だけで上半身は動かない。足首の力抜いて、もっとリラックスして立ち座りする。鐙はもっと指先側で踏んで。自分が進みたい進路をイメージしてズレてからからじゃなくて早めに指示だす。毎度のことだが頭がパンクする。どれか一つに注力するとどれ以外がおろそかになる。リーン開発のことを考えると同時にやるのは理にかなっていない。一つひとつ課題を解決していくのはダメなんですか? とゴルゴ先生に問う。一つを完璧にして次のことをやってもあまり効果がない、すべての動作が有機的に連動してはじめて人馬一体なのです。その説明はオレには完璧だった。麻酔だけはピカイチ、医療器具の扱いだけはピカイチ、切開だけは世界一、縫合だけなら神業、そんなチームに手術されたくない。目的のために連携して技術を発揮できることに意味がある。チームとはそういうものだ。30分のレッスンが終わるとキモサベの身体を拭いてあげる。良いからだ。前は結構、蕁麻疹がでていたのだけどだいぶよくなった。ストレスもへったのかな。力加減いかがですかーなどと、マッサージ師さながらにキモサベにはなしかける。目線はこっちをちょっとみてるけど感情はない。キモサベのこのツンデレが最高にかわいい。他の馬さんは身体をよじったりイヤイヤしたりする。気持ちいいところはぎゅーっと身体を寄せてきたりする。きゃーかわいい。たべちゃいたい。キモサベはおしりをきれいにしてもらうのが好き。ふきふきすると尻尾をあげてゴシゴシ待ちする。ただ今日はハエがでてきたので尻尾によるムチ攻撃がたまに入る。これはご褒美なのだろうか。最後にバナナを一緒に食べる。オレも朝飯抜きだ。おやつみると目の色が変わるから面白い。冷たい目線からの突然の凝視である。笑っちゃう。バナナをあげると手のひらべちゃあ、ヨダレ、ヨダレ! 鼻息を荒げながらうまうま食べる。キモサベにさよならを告げてレッスンを修了。

土曜日もやっぱり外にでるのがいいなあ。部屋にもどってお風呂にはいってのんびりする。軽速歩で内股の筋肉が張っている。よくもみもみする。お昼は冷凍食材とパスタ。冷凍ささみ肉を解凍、冷凍ブロッコリを解凍。マヨネーズと黒酢ドレッシングを賭けて食べるだけのシンプル料理。だがタンパク質もとれて手間の割に味もかなりいい。パスタはペペロンチーノをいただく。その後、昼寝。疲れもあってかきもちいい。

夜はドラマを見ながらハイボール。プラージュ~訳ありばかりのシェアハウス~ 第1話 から一気にみる。最後まで見られるドラマが最近少ない中で最後までみられた。ドラマの筋というよりも仲里依紗演じる小池美羽がよかった。視線移動やまばたきのタイミング、あれを小説で説明してもイメージが湧きにくい。たぶんマンガでも困難ではないだろうか。他の映画やドラマでもそういうのをみていたのかもしれないが、今回はとくにその演技が気にとまって、仲里依紗が次はいつでてくるんだろうとワクワクして見られた。多少、大げさな演技なのかもしれないが、オレもあんな風なのかなとおもうと、よくみんなオレに話かけてくれるなと思う。

無理してでも外出することは体調を回復させてくれる。どん底をみていまここに居る。またいつどん底に戻るかもわからない。逆に考えるんだ。今のうちに終わらせるのもありかもしれない。クスリを飲んで寝る。