kowさんは天ざる大好き

創作に絶望すると、世界が反転した日記

06月26日(日)

早朝に目がさめる。もうどれぐらい寝ているのだろう。ずっと寝れていたらいいのに。目を閉じる。
次に目を開けたのは11時。悪夢を見ていた。悪夢はいつもように、一人きりにされること、親しい人から無視される夢。何度も何度もその夢をみるのだけど、毎度毎度、追いすがるように助けを求めている。誰かに依存するからそんな目にあうのだ。一人では生きていけないけど、依存はコントロールしよう。モジュール間の依存の分離可能性が低いシステムは成長できない。つまり、モジュールが分離可能性が低いシステムにおいては、モジュールは従属するしかない。何ものかを抑圧しようとするなら、自分たちで決定することができない状況におくことだ。

ずっと寝ていたので腰が悲鳴を上げている。喉も締めあげるような違和感がある。逆流性食道炎か。横になりすぎて食道があれているのかもしれない。

起き上がり、コーヒーを飲む。明日は月曜日と思うとベランダから飛び出して自由になりたい気がする。死にたいとかではない。自由になりたいだけ。
やるべきことは無数にある。でもやろうとは思えない。やった世界とやらなかった世界を想像する。無駄な想像を棄てる。

起きて、風呂に入る。風呂で瞑想する。水面に映る像をぼんやりとみる。考えることをやめる。損得勘定で固着していた思考が解きほぐされる。

サイクリングにでかける。サイクリングコースはのぼり、くだりが多いコースが好き。運動が好きなのではない。自分が動くと景色が変ることが好きなのかもしれない。登りで負荷をかけると、ふとももやふくらはぎがオレのものではないように思える。けだるく、いうことはきかない。ありがとう。
心臓、汗、呼吸、ふともも、ふくらはぎが個別に悲鳴をあげる。この個別の悲鳴を統御することが不可能という混乱が面白い。現在の心拍数、現在のケイデンス、脚の残り具合。より早く登ることはあまり考えない。気持ちよく登ることしか考えない。オレはケイデンスで登る。ケイデンスと心拍数をみながらひたすらのぼる。耳鳴りがしてくる。意識が朦朧とすれくれば、ペダルはゆるめる。残念ながら家に帰るまでがサイクリング。最低限の自制心は維持しなければならない。

今日のサイクリングの最高標高はたかだか400メートル弱。それでもこの肥満した身体をできるかぎりの速度で押し上げることができたのだから良かった。

山頂から下り、コンビニでアイスをかって、海辺に向かう。
海開きはまだだが、気温は30℃近い。砂浜で上を見上げると青空。重力が逆転したらあの無限の空に落ちていくんやなあっておもうと、股間がヒュンってするぐらいの青空。
曇り空が好きだったのに、ちょっとだけ晴天が気になった。