kowさんは天ざる大好き

創作に絶望すると、世界が反転した日記

07月12日(火)

寝付きが悪くて睡眠不足。
仕方なく早朝から仕事をする。

布団から起き上がれないときには、寝起き一杯のコーヒーを頭の中で想像する。香りと自分がマゾヒストだと実感できる苦みのある液体。オレのかくプログラムの半分はコーヒーでできている。
誰かの書いた枯れたコードに変更を加えるために、テストコードをかく。依存が多すぎるクラス、ユースケースからは必然性を感じないクラスへの依存。新規にテストコードをかくのは発見に満ちあふれている。コーヒーをがぶのみしているカフェインジャンキーは動くプロダクションコードを書くことに執着して保守性を忘れてしまう。保守性を考慮しないわけじゃない、忘れようとし忘れたいがために集中といういいわけをする。すぐに動くコードができあがったことに発注者は賞賛する。卓越した職人であるから工数が短いという妄想を棄ててほしい。個人的な経験ではあからさまな保守性に欠陥がある。

物事は変化し続ける。変らないものにチャンスはない。設計と呼ばれるものもある瞬間には正しいけど、すぐに正しさは損なわれていく。アップデートし続けることが価値を生み出す根源的土台となる。どんなに潜在的ポテンシャルをもっている企画でも、アップデートしつづけることができなければ、短命に終わる。
アジャイルには観念がない。

仕事には身が入らなかった。粛々とタスクをこなしてはやめに退勤する。
1時間ばかりの SST インドアサイクリング。脳内の思考を殺してキャッシュをクリアする。すべてが過去になる。

風呂に入ってキンキンに冷えたビールを飲む。今日が報われる。
オレは文章を書く練習をして本当にまた何かを書けるようになるだろうか。
エクリチュールの意味もわすれた。シニフィエシニフィアンもよくわからない。
機械的にコアダンプを吐き出すだけで、それはそれとして意味があるようにおもうし、技術についても興味が持てない。

他者や、相対化に疲れて、一旦休むときにそういう地点があるよね、と思っている。
うまくやる方法は何かあるのかもしれないが、それもいいかと受け入れて頑張らないようにする。
お酒がおいしい。