作品を通したユーザとの蜜月時代の終わりとSNS
同人サークルでSNSをどのように使うかは、頭を悩ませるところである。
類似サービスと、各SNSの特徴を活かしていかないと、効果は得られない。そして今も頭を悩ませているところだが、現状わたしたちが利用しているSNSの状況確認しておきたい。
というのはもっともだ。
だが、今回はツールの話だ。
K2Cee では3つのSNSを利用
Twitter - https://twitter.com/kyojintachi
機銃掃射のように利用できて、弾丸はこれといった目標がなくても命中する可能性がある。
更新頻度が高いことから、ユーザも気になってTwitterみる頻度も高く、低コストで関係の維持もしやすい。
Tumblr - http://devlog.k2cee.com/
記事を引用して、軽くコメントを載せることができる点を利用。Twitterでは文字制限でやっかいなことになるので、上位互換として利用
Twitterとちがって記事の乱射や、乱痴気騒ぎも少ないので落ち着いて利用できる。
自分が1ユーザとして気軽に記事を読み、記事を書くことは心地良い。
はてなブログ - http://k2cee.hatenablog.com/
ある程度の体裁を整えて、読み物として記事を残しておきたい場合に利用。
個人的にはFC2でもアメーバでもかまわないが、現在は惰性で利用。
記事を投稿するまでの心理的抵抗
現在、個人的にはSNSに心理的な圧迫感があるのは事実である。
- 論理的な文章を書くのが苦手で、記事を書くことが大きな負担になる
- きちんとした記事を書くには時間がかかる
- だからといって、無価値なおしゃべりを記事にする意味はないと感じる
複数のSNSを使うという闇
サークル側もいちいち、使い分けることで負担になるが、ユーザ側にも負担になる。
それぞれのSNSを巡回したり、アプリをいれて通知を受け取らなくてはならいのか。馬鹿げている。
K2CeeではTumblrとはてなブログのエントリをTwitterに流している。
Twitterの内容は気軽に流すことができるので興味のなさそうなものはスルーしておけばいい。気になることがあれば、記事にとんで読んでほしいという思いだ。
だが、そんなものは理想だろう。Twitterであるツイートが目にとまるようにするは難しい。
興味のあるコンテンツかもしれないとしても、なかなかリンクをクリックして記事を確認しようとはならない。
また、Twitterにおけるそぞろなモチベーションしかない状態なので、「ちょっと、読んでもいいかな」という状態でもスルーされてしまう。
pocketなどのサービスを利用してあとから読むに追加してくれれば良いが、これも期待はできない。
まわりくどいなあ、結局SNSの種類じゃなくて、中身ってことでしょ
定期的に、しかも興味をもってくれそうな、または価値がある記事を書くこと。
それでも去人ひとに興味をもってくれる人が増えないときに、SNSの活用を考えたらいい。
SNSの特性に頭を悩ませている前に、
- 定期的に記事を書く方法
- 興味をもってくれるような記事とは何か
- 創作における価値ある記事とはなにか
という大事な事があるんだなと認識しました。
あとがき
思考力が低下している。そして、ロジカルな考えが鈍磨している。
この記事は「独り言」ですが、緊張感をもって行うために記事にしようと考えました。
去人たちZERO -prologue- 製品発表会@ニコ生(2016/03)
今月のニコ生
2月のニコ生は延期となり申し訳ありませんでした。
2月・3月の合併月例報告会、あらため
去人たちZERO -prologue- 製品発表会
をニコ生で行います。
■日時
2016/03/20 (日) 22:00 ~
※今月は変則的に日曜日に行います
■ニコ生チャンネル
■参加
- kow@suhitoさんのプロフィール - はてな
- nitinoさん
- G9Fried (コメント参加???)
■内容
- 去人たちZERO 製品版について
- 製品版紹介
- 販売方法について
- 月例作業報告
- 創作にいかす芸術鑑賞のコーナー
- kow@suhito担当
戦争は女の顔をしていない - nitino担当
未定
- kow@suhito担当
- ユーザ質問など
- 雑談など
事前に質問などがあれば、コメントや @kyojintachi でおねがいします。
- 作者: スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ,三浦みどり
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2016/02/17
- メディア: 文庫
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再読:虚航船団
創作という行為はつねに何かと何かの断絶によって分断から生まれている、と仮定してみる。
仮定するからにはケーススタディを挙げる必要がある。だが、できない。故にこの仮定は破綻している。
だが、続ける。
(以下、この全否定された空間でどのように語るのだろうか?)
葛藤という点に注目して文学を比較論評したものがあるが、ある価値観同士の境界である「裂け目」は創作空間における強い動機付けになっているのではないかと思う。
「裂け目」をどう自覚的に物語り構造に持ち込むか、という点で「メタフィクション」はとてつもない効力を発揮した。
たとえば虚航船団の特徴的な「裂け目」は、擬人化された文具と被虐的なまでにカリカチュアライズされた人間性ではなかったろうか。
そこにおいては、良くも悪くも「カリカチュアライズされた」ために「直視するしなくてもよい」喜劇的な人間のおかしさとして消化することができた。
「直視するか」「直視しないか」という中で、虚航船団は「直視しない」という選択肢とともにを偶像的なキャラクターとして消化しやすかったのではないかと思う。
ところで、奇人変人の集まりが快進撃を続ける作品ってすごい楽しいと思う。
だからさ、虚航船団もそのジャンルにいれてお終いでいいんじゃない?
いや、それはダメだとおもう。
そんな合理的な説明で納得させてはいけない。
そもそも、どれだけ文房具が好きだといっても、作者が読者に文房具への感情移入を強制できるものではない。
ましてや、その強引な感情移入を合理化するためにメタフィクションという構造でもってその構造すら相対化しようなどとはもってのほかである。
え? 虚航船団ってだめなん?
再読に耐えうる作品というのは限られていると思う。
さらにその中で、再読中に前回の読みとどれだけ新しい発見があるかというと、それもなかなかない。
虚航船団の中でのメタフィクションは、こんにち多用されているような「メタい表現」とはちがう、限定的な使用に徹しているようにおもう。
さて、分断された個人が同時並行的に1つの記述を解釈してみようとした。
いまあたしはここにいる?という実感と、いまあたしはここにいる!という実存と、いま読みつつあるメタフィクションという嘘が渾然一体となって、いまそのときの意識を形作るという虚構も最高にサイケデリックでイケテルと思う。
非/反ソーシャル――お話を書いて殴り合おう――
過去、何度か個人的にお話を書こうとしたことがある。
文学理論をかじったりしたのは筒井康隆の影響かもしれないが、それまでの読書経験によって近・現代小説という文化を空間的に仮定し、その中に自分の立ち位置をx,y,zで具体的に措定することで、そこから語ることができる言術をはじめようとしたわけだ。
上記の一文は、わたしが書いてわたしが読み、わたしが推敲する。
そこで率直に思う。
ひどい……本当に、ざんねんだ!!!
わたしは、ここで支離滅裂な文章を書き始め、それを訂正しようとしている。
まず、政治的、宗教的、文化的な毒をすべて取り除く。
その限られたフィールドの中で、本音と建前を慎重に分別して、本音を縦糸に、建前を横糸になんらかのテクストを編もうと腐心している。
ミクロな時系列を遡ろう。この技法は冬が長いロシアフォルマリズムが得意とするところだろう。(これは興ざめな言術の典型だ)
腐心する前に、わたしは何を考えていたのだろう? 『政治的』を意識するときに、左や右やコミュニストやポピュリズムが空白をくり抜く。
『宗教的』を意識するときに、世界宗教と新興宗教は宗教のほとんどの空間を埋め尽くしてしまう。
文化に至ってはもはや、地球上の殆どを覆い尽くしている。
わたしがいま、ここでこのように匿名で滔々と語ることは、本当にしあわせなことだと思う。
言術に権威は失われて、自由に語ることができるこの空間を本当に喜ばしく思う。皮肉ではない、本当に。
わたしたちはこのようにわたしを知る機会が失われたが、その代償としてわたしたちはわたし以外をより深く知る機会を得たとも思える。
オーケー。わたしはいまもここで自由だ。
月例去人たち活動報告会@ニコ生(2016/01)
今月のニコ生
2016年01月の月例報告会をニコ生で行います。
■日時
2016/01/29 (金) 22:00 ~
■ニコ生チャンネル
■参加
- kow@suhitoさんのプロフィール - はてな
- nitinoさん
- G9Fried (コメント参加???)
■内容
- 月例作業報告
- 去人たちZERO 製品版のクローズドベータについて
- 創作にいかす芸術鑑賞のコーナー
- kow@suhito担当
「日本文学全集08」より「宇治拾遺物語」町田 康 (翻訳) - nitino担当
未定
- kow@suhito担当
- ユーザ質問など
- 雑談など
事前に質問などがあれば、コメントや @kyojintachi でおねがいします。
日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集08)
- 作者: 伊藤比呂美,福永武彦,町田康
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2015/09/11
- メディア: 単行本
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