自転車でゆるキャン in 九州 その4
前回までの自転車でゆるキャン in 九州
大分、長者原、阿蘇山、南阿蘇、高千穂、宮崎日向市とのんびり自転車で旅を続けた kowasuhito は御鉾ヶ浦公園キャンプ場でキャンプをするが蚊に圧倒されて、ほとんど眠ることもできないのであった。
目次
御鉾ヶ浦公園キャンプ場、AM6時前
ゆるくない...ぜんぜんゆるくない、キャンプの朝。
蚊の襲来でほとんど寝ていない。何カ所も刺されている。しかも気温がさがらなくて寝苦しい。
夏キャンプ史上最大の災蚊であった。
テントからもぞもぞ這い出して、朝日を眺める。
まだ、ぼんやりしながらカップラとパンを食べる。腹はきちんと減ってくれているので助かる。今日も80キロ程度ののんびりライドの予定。
天気も良すぎるぐらいよさそうだし、カロリーをとっておかないとフェリー乗り場までたどり着けない。ハンガーノック対策ですねっ
テントはさっさと解体して、グランドシートとフライシートを天日干し。
この蚊の棲まう忌まわしい魔境からいち早く退散したい...
テントに蚊が入り込んだのは自分の失態なんだろうが、ほんとにもうどっからくるんだよ...
自転車でゆるキャン、5日目
いつものように、NHKのラジオ体操でウォーミングアップ。
強そうなソロキャンパーさんがいるので、歌は心の中でそっと歌う。
またなんだかんだで、2時間ほどかかって自転車に荷物を搭載。
身体が重い。頭が重い。睡眠不足で疲労が回復できんかったな。
今日は余裕あるし、ゆっくりいこう...
5日目のみちゆき
海沿いルートを選択。大通り優先すると、ストップアンドゴーと自動車とのアイコンタクトしながら走ったり神経が疲れますからね。
ある程度、アスファルトがへたっていてものんびりした道を選べるのは、アドベンチャーロードの強みだよね。
きっと、海沿い平坦だし、宮崎でフェリーの乗船チケット確保して、あとは温泉にでもはいってちょっとゆっくりしたい。
という思いで、出発。
宮崎サイクリング
道路案内板が九州っぽい以外はいつものサイクリングの感覚。
国道をはずれて日豊本線と並走する区間は楽しい。快走路をがんがん攻められる。
裏道特有のゲリラ的な激坂に襲撃されることもありましたが、メリハリがついてよかったとしよう。つらくてきもちよかったよぅ。
宮崎で温泉
暑さと疲労でヘロヘロになりながら到着。
到着が早すぎてむしろ時間をどうやって潰していいものか。
まあいいや、とにかく温泉だ。
ひっそり系の温泉狙いの旅だったが、時間帯だったり臨時休業だったりでことごく目星を付けていたところがアウト。
ホテルに併設の温泉に入る。
真っ昼間ということもありお客さんも少ないのでゆっくりできました。
いやあ~ごくらくごくらく。
露天風呂にゆっくりつかりながら、よくもまあここまで来たなあと、ぼんやりと思いながら、どうやって暇つぶしするかなあと考える。
4時間ぐらいはぶらぶらできそう。
だけど、もう、あんまり動きたくない気もする...
宮崎市内サイクリング
ひとっ風呂浴びて、逆に眠気が...
どこいこうかなあと、地図をながめて、宮崎神宮までのんびりサイクリングすることにした。
市内サイクリングというのはどこにいっても「移動手段」になってしまう。乗る楽しみみたいのはなかなかない。
お店は一杯あるけど、よそ見運転してたら死にそうな交通量だし、移動に集中すると信号だらけでサイクリング自体が楽しいわけでもない。
宮崎神宮について、お参りをして、
帰るまでが自転車ゆるキャンです!!
と道中の安全を祈念し、
護国神社も一緒に参ったら、戦史資料を見ながら昔に思いを馳せたりしました。
市内に戻る。すこしずつ日も傾きはじめている。
そしてフェリー乗り場へ!
どこでもいいから、蚊のいないお部屋でゆっくり休みたいなり。
さっそく輪行準備。
フロントタイヤを外すだけとはいえ、バイクパッキングした荷物を外したり、手荷物と分けたりと、輪行バッグ詰めは10分、15分の作業になる。
疲労がピーク過ぎてもういろいろ億劫なんですよね。
チケットをゲットして先頭で入船を待つ。
フェリー2回目になってシステムもなんとなくわかってきているので不安もない。
乗船時に自転車を預けて、あとは自分のベッドに。
速攻で、お風呂にはいり、軽く汗を流す。日が落ちてすぐに出港。
前回は瀬戸内海航路だったからだと思うけど、ほとんど揺れを感じなかった。
ところが、今回はゆれるゆれる...太平洋航路ってこれがデフォなのか、たまたま波が高かったのか。クスリ飲んでなかったらやばさを感じる。
船上ですこし冷たさを感じるような潮風をあびる。海をぼんやりみながら頭の中で今回のルートをたどる。
満足して自分のベッドに戻る。お布団にはいると、ぐっすり。
10時間の睡眠。夢も見なかった。