kowさんは天ざる大好き

創作に絶望すると、世界が反転した日記

自転車でゆるキャン in 九州 その3

前回までの自転車でゆるキャン in 九州

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自転車でゆるキャン、4日目

この日も6時前に起床。当然、朝にひとっ風呂。
あ゛~ごくらくごくらく、極楽の一言につきる~

朝食は、おいしいお米を卵かけごはんにして楽しんでしまう。
燃料を補給したところで、本日の予定

事前に用意していた選択肢

  • 熊本駅にいって、新幹線輪行で大阪に戻る
  • 宮崎方面にぬけて、宮崎からフェリーで大阪に戻る

体調や天候次第でどちらかのルートを計画していて、ルートまでバッチリつくってきてある。
まさに、臆病な自分には安心な準備であった。
いつも心にゆとりを。

当日は天気はまあよさげ、体調問題なし。
宮崎方面にトライしてみるか。
ちなみに、宮崎側へのルートは逃げ道がないので、ちょっとだけ勇気を使う。

4日目のみちゆき

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阿蘇から高千穂へ、そして海までだらだらとアップダウンで下っていくルート。
ゴールは御鉾ヶ浦公園キャンプ場。ここは電話で予約さえすれば、無料でテント泊ができます。

移動距離、120キロほど。
キャンプ道具一式で120キロは未知の領域。下り基調なので問題なくいけそうではある。

高千穂峡

カロリー消費区間といってもいいでしょう。登ったり下ったり、山間を走って行きます。抜けの景色もすくなく、延々とペダルをまわす。
没頭した無我状態で不思議とリラックスしつつ心地よい負荷がかかり続けるサイクリング。

高千穂峡ゲット

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手前が激坂つづら折りになっているので、一瞬躊躇いましたが、やっつけました。
補給は肉巻きおにぎり!

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高千穂温泉で回復

もはや温泉巡りの旅でもありますね。
ちょっと離れたところにある高千穂温泉。観光ではなく地元に根付いている温泉っぽいかな。

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露天の寝湯でゆらゆらしながら、うとうと。
すぐにのぼせやすいのでぬるめのお湯は本当にうれしい。

小一時間、温泉休憩してしまった。はらぺこ。もうお昼。
うーむ、どうしよう。まだ30キロちょっと。もうお昼。距離が足りない...
コンビニでかるく補給して移動しよう。ちょっと焦りがではじめて、再スタート。

海にむけてひたすらペダルを回す

得意分野。休憩なしで延々とペダルをまわすが好きで好きでしょうがない。
コンビニで行動食のためのブラックサンダーを買い足して、水もMAXまで補充。ノンストップで50キロはいける!

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何本も峡谷をこえる橋を越えます。

酷道388号

おにぎりマークの国道ですが、自転車にとっては酷道こそが一番はしりやすいし、楽しめる道だったりします。
車の量もすくなくて、空気もきれいで、景色も楽しめたりするし、静かで自然も満喫できます。
ダッシュで駆け抜けて写真とりませんでしたが、良い道でした。

17時、御鉾ヶ浦公園キャンプ場、到着

目標時間どおりの到着。前日は火口で、本日は太平洋。
でも、やっぱり山が好き!

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デイキャンプ組が BBQ でノリノリになっている。
撤収を待ってテントを張りたいところだけど、腹も減ったしなあ。
ぼーっと様子をうかがっていると、大量の蚊が。まあ、わかる。
とりあえず、汗だくなので炊事場で顔を洗う。ユウレイグモが水場で狩りをしているらしくたくさん棲息中。なんかピクミンでみたことあるな。
トイレにはアシダカ軍曹! 軍曹、動きはやっ。

デイキャンプ組はまだまだいそうなので、テントを仮設営して、飯を食べに行く。
お寿司!

「ひむか本サバ」が食べられた。うれしい! 鯖を生でたべる緊張感! 旨し!
シマアジとかアジとか青魚をやたらと食べまくる。
塩分不足か、がっつり醤油付けて食うのが旨い。ちょっと台無しにしてる感じがあるけど...
たくさん食べようと思っていた割には10皿も食べられず。さすがに胃腸が弱ってきている感じがする。
大将がとてもよくしてくれて、デザートのアイスをいただいてしまいました。
九州ライドはなんか出会う人出会う人みんなイイとばっかりだなあ。

帰りにイオンで、朝食のカップラとパン、夜食のお菓子を買ってかえる。
日が落ちてデイキャンプ組が撤収している。バイカーさんと強そうなソロキャンパーさんが3,4組。
デイキャンプ組がいた海が見える場所にテントを張り直して、今日は終わり。

深夜、そして早朝までの激闘

虫除けシートで身体を拭いた。テントにも蚊はいない、はず、だった。
だが、実際にはテントの中に蚊が無限湧きする。そんなはずはないのだけど、そうだと思える状況だった。
ゲームだったら、あー、これ無限湧きだわ、弾の無駄遣いだから、無視しよう、ってなるやつです。
あのやばい、モスキート音が10分おきぐらいに聞こえて、眠るどころではない。すげーぶぐぶぐ太った蚊を一体、何匹やっつけたのだろう。
ちぎっては潰し、ちぎっては潰し、自分の手が血で真っ赤に染まっていることに気づいたときには午前三時。
もう、この戦い勝ち目はない。間断なく戦いをしいてこちらの疲労を誘う戦法である。なんと老獪な...
記憶が途絶。