kowさんは天ざる大好き

創作に絶望すると、世界が反転した日記

【去人たちRebootCamp#001】 合宿日誌――準備編

 起床、05時15分。ばたばたと最後の荷造りをする。前日までにパッキングが終わっているのが理想だったのだけれど、どうしてもできなかった。それまでにも長い話がある。


 そもそも、Reboot Camp をやるときめてから、どれほどこの準備に時間をかけただろうか。候補地選定、やりたいこと、持って行くもの、現地で購入するもの、レンタルするもの、高低差の少ない経路、天気予報、電車の時間、自分の体力の見込み。

 周りの人がみると気の毒に思うんじゃないか。数日のキャンプのために10時間は時間を使っている。何度も何度も同じページをみて、状況を整理していく。

 「あれ? あれってレンタルしてたっけ? 自分でもっていかないといけない?」

ってな感じでまたホームページから調べ始める。もしかしたら昔ながらの手打ちの HTML を彷彿とさせるサイトだからメニューやナビゲーションを期待できるわけもない。レンタル品目一覧を探すためにリンクの迷路をなんども突破しなければならなかった。満足してそのページをとじると、「あれ? そういえば、あれは?」 なんてなる。三度目にしてやっと気づく、ブックマークしておけばいいんだって。なんで一度目でブックマークしないかって? みなさんは、自分のブックマークどうなっているの? あれやこれ、それやこれ、哲学や雑談やムラムラしそうなブックマークがあるんだとは思うけれど、それって何回クリックした? もちろん、あのムラムラするページは手垢がつくほどクリックされているけど、ブックマークしたことすら思い出すのが大変ものがあるんじゃないかな。そのときはどうしても再訪したかったもの。あたしもそんなブックマークだらけになって消しまくった。いや、これは便利情報で普遍的な情報でまたいつかみるかも……とおもったやつも消した。ブックマークなんていういつかは消えてしまうものに頼るぐらいなら、きちんと個人的にまとめておくべきだ。たとえば、小説のネタ一覧とかにして。でなければ、そんなものは使わないのだ。いや、いつかは――大丈夫、心配しなくていい。使わない。まとめを自分で書くのがめんどくさい程度のもの、一ヶ月の自分には退屈な話だ。

 でも今回の件で学んだことはブックマークは気軽にして消す。そしてブックマークのタイトルに自分の興味のある内容をつけるということだ。何も考えずにサイトすべてで同じタイトルを設定しているページがやっぱりあって、それをブックマークしても何のページかもわからない。ブックマークしたことに満足して、いつでももどってこれるぞ、と思っても裏切られる。明日や、あさってには謎の HTML タイトルで埋め尽くされたブックマークだらけになるのだから。

 準備とは関係ない話から話をもどして、今回の装備品をまとめておく。
※"Function is Beauty" のコンセプトが好きでモンベル愛用してますが、やっぱりなんだかんだモンベルは値段相応に強いです。閑散期のキャンプ地では一人で戦うことになるので「強さ」は心強いです。

去人たち Reboot Camp #001 装備品

自転車移動用

アンダーウェア
厳冬期の冬は汗をかかないことを経験的に学んでたどり着いたちょうどいい厚さのアンダーウェア。
webshop.montbell.jp

ミドル
運動量が増えて汗だくモードの場合は、アウターを脱ぎ去さる。さすがにアンダーウェアだけだと風が冷たすぎるので「いい感じに風防」になるウェアでかつ速乾で熱がこもらないやつ。本格的な冬に使ったのは始めてだけどちょうどいい感じ。オールシーズンつかえる優秀なやつ認定。
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アウター
風防効果もそこそこあって、ジッパーで温度調節もしやすい。ここに汗が浸水するともはや体を冷やす効果しかないので、汗をかき始めたとおもったらジッパーを開放して、さらに汗をかいたらすぐに脱ぐこと。自転車のっているときは、寒いぐらいがちょうどいい。
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ソフトシェル
ダウンヒル時に強固な風防を身につけるために必須のアイテム。驚異の軽さと可搬性でオールシーズン使えるすごいやつです。高いけど。汗のコントロールに失敗して浸水したときに装備して寒さをしのげます。乾燥するまでじっと我慢してください。
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タイツ
昔から膝が弱いので使っていますが、ホールド感が一番強いのでこれに落ち着いています。防寒性ありますが自転車を乗るならもう一枚は必須。

パンツ
ライニングパンツはかなり暖かいです。サイクルパンツはいろんなものを試した(だいぶ前の話なので現状どうかは不明です)けど、モンベルが一番しっくり。速乾性などの機能性はどこも似たり寄ったりだけど、ペダリングを邪魔しないのはモンベルが頭一つ抜けている感じ。耐久性も十分です。毎日2時間乗っても2年もちました。
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ソックス
もふもふの5本指ソックス。あったかい。
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シューズ
今回はハイキングもする予定だったのでビンディングシューズをやめてトレッキングシューズに挑戦。厚底なので自転車のサドルあげないとだめです。ダウンヒルでもつま先の感覚は残る程度で我慢できました。
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キャンプ用

基本は自転車用ウェアのままミドルを厚手に変更。
アンダーシャツのうえに、これをきてサイクルシェルジャケットを着る。
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持って行ったもの

焚き火をしたかったので、薪割り用に新規購入したやつ。売っている薪ならバトリングで刀の錆にしてやることができました。野菜を切るのにも活躍しました。

モーラ・ナイフ Mora knife Companion MG (ステンレス)

モーラ・ナイフ Mora knife Companion MG (ステンレス)

お湯を沸かすのと、簡単な調理には十分です。寒冷地用のガスを持っていかなったので外ではあまり活躍しませんでしたが……

コールマン パックアウェイ ソロクッカーセット 2000012957

コールマン パックアウェイ ソロクッカーセット 2000012957


ゆるそうな椅子なので今回買ってみた。外でのんびりするならいいでしょう。のんびりするつもりなら。寒くて動き回っていたし、焚き火ものんびりくつろぐならいいですが、暖を取るためには「炎にしがみつくしかない」ような状況では使い物になりません。
剛性は想像どおり弱いですが、重さを考えると妥当だと思います。自転車でヒルクライムあるなら、この重さを許容できるかは慎重に考えた方がよいです。

シャワーや温泉で体を拭くためにバスタオルを持って行くとかさばって仕方ない。それを解決してこれたのがこの謎のタオル。感触はウレタンっぽい。フェイスタオルより小さいぐらいの大きさで身体の水滴を全部吸い取ってくれる。絞ればすぐにまた元通りになるので無限に吸収してくれます。収納サイズもコンパクト。ただ湿らせておく必要があったり、肌触りが独特なので普通のタオルだとおもって買うとびっくりします。


 装備が整った。セーブもした。出発しましょう。

(つづく)