kowさんは天ざる大好き

創作に絶望すると、世界が反転した日記

8月11日(火)

今日こそ日記を止めてやる、絶対に止めてやる、と思うが、恐ろしさのあまり日記を続ける。一度出来たパターンを壊すのが怖い。一方で、数年おきに必ずすべてをリセットして失踪したくなる。人との関係は大切だが、オレはそれに縛られて逃げられなくなって失踪する。殷々鬱々としてくると関係のなかに自分の理想を重ねてしまう。オレは耐えられないプレッシャーに押しつぶされそうになる。向こうから関係を終わりにされるのを宣告されるのを恐れて失踪する。ほとんどは勝手な妄想なのに、オレはそれを理性で処理ができない。自我が未熟だと自分と他者の区別がどうしてもゆるくなる。生きづらいと思う。

スヌーズとの一時間の戦いを終えて仕事をする。ゆるいチームで強いチーム作りの挑戦の許可証をもらってからというもの、仕事にハリがでてきた。仕事が楽しいと思うのは久しぶり。不確実性にたいして自分の仮説を試すことができることがなかった。そういう場はワクワクする。一人で立ち向かうわけでもない。誰かと一緒に立ち向かえる。頑張りがきかないオレの心身にとっても心強い。やる気をだす、成功体験を得る、ここまでが助走。みんなこの助走を忘れるからいきなり飛び出して失敗する。議論や技術的にバチバチやりあうのは助走がすんだあとだ。この仮説から試しにかかる。丹波さん、浦野さんとの雑談多めのモブワーク。アウトプット量は勇気をもって無視する。心理的安全性と1つ1つがプロセス正しいことにフォーカスする。成果を焦って順序を間違うと効果がでない。プログラマーにとっては強烈な不安感。コードを書くことは沈静作用がある。しかしその WHY を忘れるとただのオナニーである。正しく書くためには WHY を理解する必要がある。しかし、現代のソフトウェアでは正しく書くだけは不十分だ。共に正しく書く必要がある。Git のようなバージョン管理システムはコミュニケーションは伝統的なコードで語り合うというプログラマーのコミュニケーションに縛り付けている。必要なのはIssueに対して現在の作業をリアルタイムに状況確認、いつでも共同編集に参加できるプラットフォームである。今日は久しぶりに RMI チームと少し作業をする。瀧山も栞も暑さでやられているがまずまず元気そう。移籍した浦野さんも楽しそうですよと伝えておく。瀧山はお子が夏休みにはいって家の中で飛び回っているらしくちょっと神経がピリピリ。ああいうの見ると、結婚って大変だなあとおもう。でもみんないう。マイナスもあるけどプラスの方が多い。結婚しているヤツの強がりだと思っている。これは結婚していないヤツの妬みでもある。無限ループって怖い。

仕事あがりで日暮れのポタリング。頭が重い。風がぬるい。どうなっているのだ。もう日が落ちるというのに。伊花多ヶ浜まで行くともう、日が落ちる。薄闇。気持ちいい。ひぐらしの声を合図に、世界の理ががチェンジする。鳥たちが泣き止む。虫たちが鳴き始める。空気がゆっくり冷え始める。見えないものが動き始める。

部屋に戻り風呂にはいる。食欲がない。冷凍ごはんを温めて納豆とお豆腐でごはんを食べる。お豆腐おいしい。夜はエクリプスチームで Left 4 Dead 2。頭が仕事モードのまま。ポタリングしたのに頭が切り替わらない。うってうってうちまくるしかない。

二十三時でおわり。薬を飲んで寝る。