kowさんは天ざる大好き

創作に絶望すると、世界が反転した日記

01月15日(金)

身体が動かない。前日「のい」さんとガタリラカンの話をして身体が薬物的にも動かない。でもいい。

自分を追い込む、勤務時間ぎりぎりに開始する。今日もホッシーとのペアワークだ。疲れ切っているせいか、勃起もカチカチにはならない。アマ勃ちしかしない。アマ勃ちなのにお汁はでるのだから人間って言うはへんな機械である。アクセルを踏んでも加速しない乗り物とかそんなものだろう。そこの二元論を深く問うつもりはない。オレは人間やってない。むしろ装置ならそれでいいのだ。

今日はホッシーもやる気を失っているようで雑談8に対して仕事2である。パーキンソンの法則である。仕事が予定以上に順調だったために、がんばる要素がないのである。オレはやめればいいとわかっていもてホッシーに元カノの話をする。元カノは新しいカレシをみつけて付き合っているらしい。しかしなぜか、元カノが今日ウチに遊びにきて泊まっていくといっている。オレは目を点にしながら???となる。仕事で東京に来る用事があって、宿をとるのが面倒なのでホッシーの家に泊まるそうだ。それは……あの……あれですか。深く考えるのやめる。犯罪はいけないが倫理観の話はどうでもいい。正直、オレに倫理観があるとは思えない。だけどオレの未熟な性的好奇心がどきどきして収まらない。別れたあと友達になったら泊まりにいくのは変ではないに違いない。だって友達だもの。元カノのカレシもカノジョが友達のうちに泊まるという自然な行為を止めることもできない。呼吸があらくなってパニック発作をおこしそうになる。イージーイージー。紙袋を口にあてて、酸素濃度があがるのを防ぐ。
三者ともそれを知っていているとしても、いかにもドライである。信用しているしていないの問題ではない、これはドライだ。ドライの本質だ。世界はドライだ。倫理ですらない、道徳ですらない。ただの肩肘をはらないコミュニティなのだ。

オレはオレがホッシーに抱いて隠していた気持ちが馬鹿らしくなる。強烈な倦怠感がオレを包む。

オレは午後休を笹野マネージャーに申請する。そして布団に入る。布団にはいれば何も起こらない。核戦争も隕石衝突も起こらない。寝る。
17時に目を覚ます。オレは泣いている。オレが神さまになった夢だった。誰を殺そうと、世界を破壊しようと不条理を敷いても当事者たちは神のおぼしめしといった。オレは去る価値もない場所にいる。泣いた。

起きる。風呂に入ろうとしたが鬱がひどすぎて手がでない。三角コーナーに入っているようなゴミ料理をつくってハイボールを飲む。お酒を飲むと鬱は外向性のベクトルをもちはじめる。自傷ではなく他害に向かう。このぐらいがちょうどいい。性的に狂っていて、正常な判断ができない気狂いのオレは、はやく自分自身を殺すべきだ。
さようなら、オレ。クスリをロックのウィスキーで流し込む。