kowさんは天ざる大好き

創作に絶望すると、世界が反転した日記

06月25日(土)

暖かくなってからはなるべく自転車に乗るようにしている。ペダルを回しているときは、なんとはなしにリラックスできる。
ペダルを回したからと言って解決することはない。楽しいとも違う。ただ流れていく景色によって少ししだけ息が楽になる感じ。

早朝に目を覚ますと、雨が降りそうだった。今日は自転車に乗らずに寝ていよう。
次に、13時に目を覚ます。すべきことはあるが、やりたいことはない。長時間睡眠にさらされたぼんやりした頭はじんわりと世俗から切り離してくれる。ずっと眠っていれたらどんなにいいかなと思う。それに身を委ねる。ふたたび目をつむる。
次は19時に目を覚まし、おなじように再び目を閉じた。
いずれ、月曜日がくるのに、と思うと恐怖を感じる。いずれ、来年がくる。いずれ、思考も曖昧になり、身体も動かなくなる。若いときには、思考が飛躍過ぎとたしなめられた。だけれど、もう経験として明らかになった。あれから、十余年、なにかをしようとして何もしなかった。結果はこのようで、見合った結果。嘆くというよりは納得してそうだろうそうだろうとかみしめている。

何もリスクをとっていないのだから、何も得ていないという、当然の状況。想定外のことはない。損益のコントロールできており、心配事と希望はつねに均衡している。これを維持しようとする自分の意志を批判もしようとも思わない。

妄想できないところに自分は追い詰められたのかもと気づいたけれど、そういう風に自分を追い込んだのも自分だったのかと思う。不確実性から遠ざかろうとすれば、自室で自分の気を狂わせるしかないっていう馬鹿げた話。オレはまともに、狂えやしない。