kowさんは天ざる大好き

創作に絶望すると、世界が反転した日記

07月04日(月)

いつものように活力のない土日が終わった、ということ。現実逃避のために飲む酒は、うまいともまずいとも言えず、ただ憂鬱を保留しつづける。
先送りにされた憂鬱がどうなるか。憂鬱はトラブルに発展する。トラブルになりたくないから、何かをする。怒られたくないとか、誰かに嫌われたくないからすることばかり。
オレというアイデンティティは要らない。

無理矢理、目を覚ます。無理矢理、身体を起こす。
コーヒーをいれる。現実逃避の酒で脳みそも、胃袋も奇妙な甲高い音をたてている。後悔をする。

仕事を開始する。
オレができることはなにか、という自問自答のなかで、数分単位で自分のポジションを確認しながら、それっぽいことをいったり、テキトーなことを言ったりする。ほんとうに時々、自分のアイデンティティが立ち上がってくるタイミングで、自分の意見を述べたりする。まったく見当違いの意見かもしれないし、チームに欠けていた視点の補強になるかもしれない。別にアイデンティティは関係ない。純粋に意見を述べるとは相互に作用しあうなかで再現性のない出来事のきっかけになったというだけだと思う。替えのきかないイベントということもできるけど、ともすると、それは誰でもいいのだと思う。
オレにオリジナル性を求めて何になるだろうか。オリジナル性を何ものが担保できるというのか。

仕事を早々に終える。
沈鬱とした気持ちは変らない。これを憂鬱とみんな呼んでいるのだろうというそれ。でも、誰かの憂鬱を感じたことはない。憂鬱などと漢字で表現することが、誰かにとっては大げさに見えているのだろうと思う。別に知ったことではないが。

雨模様だったがすこしだけ散歩をする。
いやなことを忘れたくてお酒を飲む。寝る。